子供支援「使えないカードは配らない」大阪・吉村知事会見6月15日(全文5完)
もう少し早くできなかったのか
人民新聞:すいません。戻りますけれども、この大阪府子ども教育生活支援事業については、府民の中には、え、今なのかっていう思いをされてる方、いらっしゃると思うんですけども、もうちょっと早くできなかったのかっていうご意見については、どのようにお答えになりますか。 吉村:さまざまなご意見あると思いますけども、今、この物価対策を取るという中で、適切なタイミングとして、さまざまご意見ある中でも、今この事業を実施したいと思っています。 人民新聞:分かりました。もう1点、この会見の内容とはちょっと入ってないものなんですけれども、先ほど5類に、実際的に近づけていきたいというお話をされてたと思いますが、5類にした場合に、おそらく重い後遺症に悩む方たちへの支援っていうのが、もう落ちていく可能性があるかなと思いますが、それについてどうお考えでしょうか。 吉村:いや、落ちることはないだろうと思います。後遺症については、やはり今、コロナでは後遺症が生じると、そしてそこで悩まれてる方も多くいらっしゃいます。ですので、後遺症について医療機関を強化していく、相談、対策、強化していく、これは大阪府としても取り組んでいるところであり、今後も引き続き取り組んでいきたいと思います。情報についても、国とも共有していきたいと。国自身も、コロナにおける後遺症っていうのが、原因がなかなか、明確にまだ分からないという不明な点がありますけれども、やはり後遺症がどうもあるということは、これは事実で、われわれも統計も取ってるとおりなので、後遺症対策についてはしっかりと取り組んでいきたいと思います。
コロナステッカー、現状の内容で大丈夫か
人民新聞:分かりました。もう1点、コロナの感染症に対するステッカーのことなんですけども、このステッカーについては、感染が飛沫感染であるということを主に原因としてつくられたものであるというふうに認識していますが、これで大丈夫ですかね。 吉村:感染経路はさまざまある中で、飲食店における対策を取るのは、こういう対策が適切だという、その時点における専門家の知見、これを参考にして感染対策を取ってるというのが現状です。その知見がもし変われば、それは当然変わることもあると思いますが、現時点における専門家の知見を基に、飲食店における最も適切な対策ということで進めています。 人民新聞:分かりました。これについては、もうすでに国のほうで空気感染を認めていますので、このステッカーの問題については変更していくということでいいんですか。 吉村:いや、国においても、この認証店の制度、対策というのは、大阪だけじゃなくて全国でも行われていて、国は、それはやめろというようなことにはなってないと思ってます。 人民新聞:分かりました。ではもう1点、ちょっとこの会見の内容とは、入ってないものですけども、NPO等活動支援によるコロナ禍における社会課題解決事業について、という事業についてお伺いしたいのですが、この事業なんですが、概要としては、クラウドファンディングでNPO法人が集めた金額と同額の金額を村上財団を通して支援するというものとお聞きしてますが、お間違いないでしょうか。 吉村:うん、それで間違いないと思います。 人民新聞:分かりました。では、そもそも、金額がクラウドファンディングで集めている、そして集まっているという状況で、さらに同額を支援するというのが事業として本当に必要なものなのかっていうのは、声が出てくると思うんですけど、その辺についてご意見をお願いします。 吉村:それも含めた制度設計ということ、制度設計だということを、あらかじめ告知をして進めているということですから、僕はその制度が適切だというふうに思っています。あとからなんか、後出しじゃんけんをしてるものでもありません。