「幸せです、感謝しかありません」中日ドラゴンズ一筋13年 田島慎二が引退セレモニーで思いを語る
◇プロ野球セ・リーグ 中日 4x-3 DeNA(5日、バンテリンドーム) 中日の田島慎二投手が引退試合を迎えました。 【画像】今季限りの引退を発表した中日・田島慎二投手 田島投手は2011年のドラフトで3位指名を受けて中日入り。ルーキーイヤーから、56試合にリリーフ登板し、5勝3敗、30ホールド、防御率1.15の活躍を見せました。その後、中日ドラゴンズ一筋で13年を過ごし、通算461試合に登板。これまで25勝41敗、116ホールド、防御率3.62を記録しましたが、今季の出場は6月27日阪神戦の1試合のみにとどまりました。 劇的サヨナラ勝利を収めた5日の試合後には引退セレモニーを実施。田島投手は「幸せです、感謝しかありません」という言葉からスピーチを始めました。 「名古屋に生まれ、名古屋で育ち、野球を知り、野球を通じてたくさんの方たちに出会い、僕は成長できたと思います。本当にありがとうございます」 さらに「僕は昔からヘタクソでした。控えメンバーであることが多かったです。負けたくない、試合に出たい、勝ちたい、その気持ちだけでここまでやってこられたと思います」と言葉を続けます。 「ドラゴンズで出会った先輩達はとてもカッコ良く、男気あふれる頼れる人たちばかりで、憧れていました。少しでも先輩達のようになりたい、近づきたい、そんな思いでやってきました。周りからどのように見えているか分かりませんが、やりきれたと思っています」と引退を決意した思いを語りました。 さらにファンに向けて「13年間応援してくださったファンの皆さん、本当に声援が力になりました。助けていただきありがとうございました」とコメント。球場に集まったファンからは大きな拍手が送られました。 コメントのあとは胴上げが行われ、トレードで中日からDeNAに移籍した京田陽太選手と、田島投手と同じく愛知出身のDeNA・伊藤光選手も参加しました。