出産後に再び生えてきたムダ毛たち。お風呂場でVIOラインの脱毛に挑戦した結果「いたぁあああ…く、ない?」
◆もう、ムダ毛を目に入れたくない! 私ももうアラフォーだ。そこまで肌を露出した服も着ないし、見せる相手もいない。それでも、ふとしたときに目に入るヤツら。一度ツルツルだった快適さを味わっているからこそ余計に汚く見え、煩わしく感じる。 「これが本来のあんたの姿だよ。ヒッヒッヒ。あんたが罪深い内側を隠して外面だけ綺麗にしようとしていることを、俺たちが思い出させてやんよ」という毛たちの声が聞こえる気がする。 でーい、うるさーい! ありのままの自分(の毛)なんか見たくないんだ。目を逸らしまくるぞ。見た目から入って、後から中身も充実させていくタイプだってことにする。 キレイになりたい。もう、ムダ毛を目に入れたくない! でも、もうあんな苦行には耐えられない! というわけで、念願の家庭用脱毛器を買ってみた。 少々値は張るが、憎き毛たちを一掃できるのなら、これくらい安いもんだ。家で脱毛できるなんて、なんて素晴らしいの? いざ、実践。もう一度ツルツルになりたい! 手順はエステと同じ。あらかじめ脱毛したい部分を剃って、そこに保冷剤を当てて肌がキーンとなるまで冷やし、感覚が麻痺しているうちにパチっと光を当てるだけ。脇や腕なら洗面所で十分できそうだ。しかし、家庭用脱毛機を買った一番の目的は、恥ずかしいエリア、 V、I、Oラインの脱毛のため。夫も子どもたちもいない平日の昼間に、さぁ、お風呂場で新しい挑戦だ。
◆いざ、照射! V、Iライン行きまーすっ! レーザー照射で目を傷めないように黒いサングラスを装着して、下半身まるだしの状態で挑む。さすがにいきなりI、Oラインは怖いので、まずは慣らしでVラインから。保冷剤で しっかり冷やして……パチッ。 い……いける。いいぞ。Vラインは全然痛くない。 時はきた。満を持して、次はIラインに挑戦だ。お風呂のへりに腰かけて、足をガバッと開く。ゆけ、保冷剤! こんな格好は、人生で初めてだ。念には念を入れてキンキンに冷やす。ドキドキ、ドキドキ。こんな柔らかそうで痛そうなところ、冷やすだけで怖い。保冷剤が張り付きそうなくらい念入りに冷やし、確実に感覚がなくなったところで…… いざ、照射! バチィィィッッッーー!! いたぁあああああああああーーいっっっ …… く、ない? ん? 痛くない。 痛くないぞっ、やったーー! しかし、鼓動が半端ない。怖すぎる、Iライン。自分でやるってこんなに怖いのか。一発やるのにこんなに汗だくになるなんて。 なにせお風呂場だから「バチィィィッッッ」が響く響く。反響による音の大きさと、痛いんじゃないかという恐怖心と、昼間から秘部をかっぴろげてる恥ずかしさ、いろんなものがごちゃ混ぜになって凄まじい疲労感だ。
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