【MLB】 怪物スキーンズが9回途中2失点の快投も 接戦制したカージナルスがキャリア初黒星を付ける
【カージナルス2-1パイレーツ】@PNC・パーク
日本時間7月24日、カージナルスが接戦でパイレーツを下し、シリーズを1勝1敗のタイに戻した。試合はパイレーツ先発のポール・スキーンズ、カージナルス先発のランス・リンによる投手戦に。スキーンズは自身最長の8.1回2失点の力投を見せたが、その2失点に泣き、キャリア初敗北(6勝)。ベテランのリンから繋ぎ、パイレーツ打線を1失点に封じたカージナルス投手陣が投げ勝った。カージナルスは5番手ライアン・フェルナンデスにキャリア初勝利(2敗)が付いた。 【動画】ポール・スキーンズの好投(MLB.comより) 敗戦投手になったとはいえ、スキーンズはまた際立ったパフォーマンスを見せた。9回まで投げたのはキャリア初だったが、9回も自慢の剛速球は100マイルを計時。本拠地PNCパークのファンは怪物新人の好投に湧いた。しかし、5回にノーラン・アレナドに浴びたソロ本塁打、同点となってマウンドに戻った9回にアレック・バーレソンに浴びたタイムリーで2失点。それが命取りとなり、スキーンズはキャリア12先発目にして初めて敗戦が付いた。今日は8.1回2失点8奪三振無四球の内容で、防御率は1.93となっている。 カージナルスは投手陣が奮闘。14年目・37歳のベテラン、リンは5回無失点の好投だった。2三振を奪い、通算2000奪三振の節目にも到達した。8回に2本のコースヒットから同点を許したが、それ以外はブルペン陣も完璧な継投。1点リードの最終回は、守護神ライアン・ヘルスリーが三者連続三振で締めくくり、同地区ライバルを下した。 前日の勝利でワイルドカード2位のカージナルスに1ゲーム差と迫っていたパイレーツは、今日の敗北で2ゲーム差に後退。直近12試合で9勝と好調だが、若きエースの好投をふいにしてしまったのは痛かった。 カージナルスのラーズ・ヌートバーは「6番・右翼」でスタメン出場し、3打数無安打。ヌートバーの今季成績はシーズン打率.235、OPS.728となっている。