【MLB】 ブレーブスがメリフィールドと契約 正二塁手オルビーズを失い、ベテランに白羽の矢 有望株のバックアップ要員か
日本時間7月23日、ブレーブスはFAのユーティリティプレイヤー、ウィット・メリフィールドとメジャー契約を結んだことを発表。35歳のメリフィールドは前所属のフィリーズを10日前にリリースされたばかりだったが、故障者続出のブレーブスから白羽の矢が立った。ブレーブスは前日に正二塁手オジー・オルビーズを左手首骨折で失ったばかりだった。 メジャー9年目のベテランであるメリフィールドは、今季1年契約でフィリーズに加入。昨季はブルージェイズでオールスターに選ばれる復活のシーズンを送ったが、今季は一転して不振に。打率.199、OPS.572というキャリアワーストの成績を残し、7月13日にフィリーズからリリース(解雇)されていた。本来は内外野を守れる汎用性や通算212盗塁の脚力が持ち味のベテランだ。 自由契約となったメリフィールドにオファーを出したブレーブスは故障者に苦しんでいる。既にロナルド・アクーニャJr.、スペンサー・ストライダーという主砲とエースが今季絶望となっている中、今日になって正二塁手オルビーズも故障者リストに入った。 ブレーブスはメリフィールドと契約すると共に、AAAから球団5位の有望株ナチョ・アルバレスJr.を昇格。アルバレスJr.は遊撃をメインに守る内野手で、今季はAAとAAAの76試合で打率.293、OPS.818と活躍していた。『ESPN』の有望株ランキングでは最近トップ100に入ったブレイク中の21歳だ。ブレーブスはオルビーズの代わりにアルバレスJr.を正二塁手に抜擢する予定。メリフィールドはバックアップ要員を任されるだろう。 ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「ちょっと行き過ぎている」「デプス(ベンチ要員)はある程度カバーするだろうが、ここまでくると難しい」と、故障者の続出を嘆いた。ブレーブスはナ・リーグ東地区で首位フィリーズに8.5ゲーム差を付けられて2位だが、ワイルドカード争いでは3ゲームのリードを保って首位に立っている。