【MLB】 絶好調のパイレーツが接戦でカージナルス下す プレーオフ圏内まで0.5差に肉薄 明日は先発スキーンズで逆転へ
【カージナルス1-2パイレーツ】@PNC・パーク
日本時間7月23日、パイレーツはカージナルスを2対1で退け、プレーオフ圏内まで0.5ゲーム差に肉薄。直近11試合で9勝とその勢いはとどまるところを知らない。パイレーツ先発のミッチ・ケラーは7回1失点の好投。ケラーに勝ち星こそ付けられなかったが、打線は8回裏にニック・ゴンザレスのタイムリーで勝ち越し点を挙げる勝負強さを見せた。2番手アロルディス・チャップマンに2勝目(4敗)、カージナルスの3番手ジョシュ・キングに2敗目(3勝)が付いている。カージナルスのラーズ・ヌートバーは4打数1安打に終わった。 【動画】パイレーツ・ゴンザレスの勝ち越しタイムリー(MLB.comより) パイレーツは3回、3番オニール・クルーズのタイムリーで1点を先制。しかし、5回にカージナルスの8番ノーラン・ゴーマンに19号ソロを浴びて同点に。さらに二死1・2塁のピンチを招いたが、カージナルスの4番ブレンダン・ドノバンの一塁線への痛烈な当たりを一塁手ラウディ・テレズがダイビングキャッチ。カージナルスに勝ち越し点を許さなかった。先発ケラーはピッチャーライナーを腕に受けるアクシデントがありながら、7回3三振1失点と力投。開幕投手を務めたパイレーツの柱が大一番で会心の投球を見せた。 1対1で迎えた8回、勝ち越しを目指すパイレーツは、一死2塁から4番ニック・ゴンザレスがライト前にタイムリーを放って2対1と勝ち越し。一昨日のフィリーズ戦でもサヨナラ打を放ったゴンザレスは、チームトップの8打点目の勝利打点。再三の勝負強い働きでパイレーツに決勝点をもたらした。 試合後にケラーは「全ての勝利が最高だけど、同地区ライバルに対する勝利は特に格別だ。僕たちが勝たなければいけない試合だ」と興奮気味にコメントした。パイレーツは直近11試合で9勝目と絶好調。その内訳には地区首位のブリュワーズとフィリーズも含まれており、実力は本物かもしれない。今日の勝利でワイルドカード3位のメッツへは0.5ゲーム差、2位のカージナルスにも1ゲーム差と迫っている。勝てばワイルドカード浮上の明日は、オールスターでも先発を務めたポール・スキーンズが先発。負けなしの怪物新人に重要な一戦を託す。 カージナルスのラーズ・ヌートバーは「6番・右翼」でスタメン出場し、レフト前ヒットを放って4打数1安打。ヌートバーの今季成績はシーズン打率.239、OPS.740となっている。