【MLB】 アスレチックスがロッキーズに逆転サヨナラ 守護神ミラー陥落も、11回裏に5得点で逆転
【ロッキーズ9-10×アスレチックス】延長11回タイブレーク@オークランド・コロシアム
日本時間5月24日、アスレチックスはロッキーズとの3連戦最終戦にサヨナラ勝利。アスレチックスは7回まで0対4と追いかける展開だったが、8回に5番J・D・デービスの2ラン本塁打、9回に今季初昇格の8番ダズ・キャメロンのソロ本塁打などで試合を振り出しに。延長10回でも勝負は決まらず、迎えた11回表、ロッキーズはアスレチックス守護神メイソン・ミラーを攻め立て、4点を勝ち越した。勝負あったかに思われたが、11回裏に2番J・J・ブレデイの2ランなどで同点、代打タイラー・ソダーストロムの押し出し四球で逆転サヨナラ。ロッキーズとのシリーズを2勝1敗で勝ち越した。 【動画】11回裏のアスレチックスの逆転劇(MLB.comへ) 第1・2戦と同様にアスレチックスは先制を許しながら、ロッキーズのブルペンを攻める展開に。7回~9回の攻撃で4得点を挙げて同点に追いつき、試合は連日のタイブレークに委ねられた。10回表、ロッキーズはタイブレークから登板したミラーから、8番ジョーダン・ベックの犠牲フライで1点を勝ち越し。10回裏のアスレチックスはザック・ゲロフがタイムリー二塁打を放って、再び試合を振り出しに戻した。11回表もミラーが回跨ぎで登板したが、2本のタイムリーを浴びて5対7とされたところで降板。ミラーの後を受けたブランドン・ビーラックがタイムリーを浴びて試合は9対5となり、ミラーの失点は5に膨れ上がった。この試合前まで防御率0.89だったミラーにとって、失点を喫するのはシーズン初登板の日本時間3月31日のガーディアンズ戦以来のことだった。 難攻不落のクローザーの陥落で試合は終わったかに思われた。しかし、9番マックス・シューマン、1番エイブラハム・トロの連続タイムリーで2点を返すと、2番ブレデイが2ラン本塁打を放って試合を再び同点に。そこから、4番セス・ブラウンの安打を足がかりに二死満塁のチャンスを作った。ロッキーズの7番手ピーター・ランバートは1球もストライクが入らず、ソダーストロムにサヨナラ押し出し四球を与えた。ランバートに3敗目(2勝)が付き、アスレチックスのビーラックに今季初勝利が付いた。 アスレチックスは日本時間5月5日に勝率5割を記録したが、先発投手の相次ぐ離脱もあって、そこから3勝14敗と苦しんだ。しかし、それでも昨年より1ヶ月以上早く年間21勝に到達。今日同点弾を放ったブレデイをはじめ、多くの若手が成長を遂げている。