[car audio newcomer]トヨタ ハリアー(竹澤佳助さん)by LCサウンドファクトリー 前編
量販店でスピーカー交換を断られたことがきっかけで栃木県のLCサウンドファクトリーで本格オーディオに目ざめることになった竹澤さん。愛車のトヨタ『ハリアー』にスピーカー交換、DSPアンプ追加、さらにはサブウーファーの装備と順にシステムアップを進める。 【画像全9枚】 ◆ハリアーに乗り換えてスピーカー交換を実施 量販店で取り付けNGとなりプロショップに向かう 「以前はトヨタ『30アルファード』に乗っていたんですが、その時はJBLのサウンドシステムが組まれていたので、特に不満も感じることなく、そのまま乗っていたんです。しかしハリアーに乗り換える時に選んだグレードではJBLのシステムが選べなかったので、量販店でスピーカー交換をすることにしたんです」 これまでもクルマを買ったらスピーカー交換やメーカーのオーディオシステムを選んでいた竹澤さん、愛車の高音質化は竹澤さんいとってはベーシックなメニューだった。当然のようにハリアーでも音質アップのためのスピーカー交換を目指す。しかし量販店持ち込んだところスピーカー交換の作業ができないと断られてしまう。 「量販店ではハリアーの取り付けが受けられないとのとこだったんです。それで以前一度行ったことがあったLCサウンドファクトリーで問い合わせてみることにしたんです。プロショップなら取り付けできるんじゃ無いかと思ったんです。そもそもLCサウンドファクトリーは以前スピーカーケーブルの交換をする際に、量販店のスタッフから紹介されたショップだったんです」 ◆スピーカー選びで輸入ブランドの存在を知り 国産ブランドには無い魅力を感じることになる 早速LCサウンドファクトリーに行ってハリアーのスピーカー交換を相談することにした竹澤さん、まずはショップに行って取り付けができるのかを聞くことにした。 「すぐにLCサウンドファクトリーに行って、スピーカー交換について話を聞きました。どうやらハリアーはセンサー類などがあって、量販店では断られることがあるようです。しかし純正スピーカーのままじゃ嫌だったので、LCサウンドファクトリーで交換することにしました。そこでスピーカー選びをはじめたんですが、これまでもスピーカー交換の経験はあったのですがスピーカーのブランドやモデルに関する知識はあまりなかったんです」 そこでどんなスピーカーが良いのかを代表の坂本さんと話して、いくつかの候補を出してもらうことにした。 「カロッツェリアやケンウッドなど、聞き慣れた国産ブランドのユニットも候補には上がってきたのですが気になったのは輸入ブランドでした。その時の話でグラウンドゼロやロックフォードなど、色々な海外ブランドがあることを知りました。それまではほとんど海外ブランドのスピーカーのことは知らなかったので、ちょっと驚きでした。でもなんだか魅力的だと思ったんです」 こうして海外ブランドのスピーカー選びがスタート、さらにショップでの相談はどんどんエスカレートしていき、DSPやサブウーファーなど、その後のシステムアップの話まで相談することになる。 ◆ユニットを手にとって作りの良さを感じ お目当てのスピーカーを選び取り付け開始 スピーカーは説明を聞く中でもっとも良いと感じたグラウンドゼロの2ウェイモデルであるGZUC165.2SQをチョイスする。 「決め手になったのは純正スピーカーとグラウンドゼロのスピーカーを手に持ったことでした。純正スピーカーに比べてグラウンドゼロのスピーカーユニットはずっしりと重いんです。その重量感からしっかりした作りを感じて、これは良さそうだと思ったんです」 取り付けでこだわったのは見た目は純正のまま高音質化すること。ドアはインナーバッフル、ツイーターもダッシュ上の純正位置に取り付けられている。ただしツイーターパネルにはブラックの人工スエードを使って張り替え処理を施す。これはフロントウインドウに光が反射して視界を遮るのを防ぐ実用的な面から。同時にサウンド面でもクリアになったので満足度も高い仕上がりとなった。 「システムとしては純正オーディオをそのまま使ってスピーカーだけを交換することにしました。今回スピーカーを取り付けて知ったんですが、スピーカーには慣らし運転的なエージングというものが必要だったんですね。実際にスピーカーを鳴らし続けてエージングが進んでくると音が良くなって行くのを感じます。特に低音の重さが増していくところや、大音量再生時の鳴りっぷりが良くなるのが顕著でした。どんどん好みの音に変わっていくのが楽しみでした」 ハリアーのスピーカー交換で訪れたLCサウンドファクトリー。お目当てのスピーカーを決め、狙い通りのサウンドが手に入ったことでオーナーも大満足の様子。次回の後編では、オーディオの楽しさに魅了されたオーナーが、徐々にシステムアップを実施して行く様子を紹介していくこととしよう。 土田康弘|ライター デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
レスポンス 土田康弘