スマホライターが2024年に注目した「コスパに優れたスマートフォン」3選 AI機能てんこ盛りのPixelや折りたたみデビューにおすすめのモデルなど
最近のスマートフォンは高すぎる――そう感じる人におすすめなのが、ミッドレンジモデルやエントリーモデルのコストパフォーマンスの高い機種です。 【画像】大きなアウトディスプレイでは、ほとんどのアプリが使用可能「motorola razr 50」 2024年にも「上位モデルを選ばなくても、もうコレで良いよね」と思える機種が続々と登場しました。 ここでは2024年に発売されたスマホから、コスパに優れた注目の機種をピックアップして紹介していきます。
OSアップデートが7年まで伸びた:Google Pixel 8a
2024年7月に発売されたGoogleの「Pixel 8a」は、コスパに優れた「Pixel a」シリーズの最新モデルです。 Googleストアでの価格は7万2600円(税込、以下同)。数字だけみるとすごく安いわけではありませんが、本世代からはなんとOSアップデートが7年も保証されるようになっています。 つまり、一括購入で長く運用したいユーザーにとっては、特にコストパフォーマンスの高い選択肢というわけです。 ディスプレイには傷や衝撃に強いGorilla Glass 3が使用され、防水防塵性能もIP67に準拠しているなど、長期運用でも安心できる仕様です。 搭載するプロセッサーは、2023年の上位モデルであるPixel 8シリーズと同じ「Tensor G3」。お馴染み「消しゴムマジック」を筆頭に「Gemini」「ベストテイク」「音声消しゴムマジック」などAIを活用した機能にもしっかり対応します。 背面カメラは、広角(6400万画素)+超広角(1300万画素)の2眼構成。上位モデルと比べると望遠カメラが無く、センサーサイズにも差があります。 望遠を必要とするような構図や暗所撮影などは上位モデルと差が出てくる部分ですが、そこが気にならなければオススメできる一台です。
上位モデル並みのカメラを備えた:AQUOS sense9
「AQUOS sense9」は、シャープが2024年11月に発売したモデルです。 ミッドレンジの「AQUOS sense」シリーズ最新モデルで、実売価格は6万5000円程度から。ディスプレイサイズは6.1インチです。 プロセッサーには「Snapdragon 7s Gen 2 Mobile Platform」を搭載し、メモリには6GBまたは8GBを備えます。 シャープ製品らしく、米国国防総省の定める物資調達規格であるMILスペックに準拠した防水・耐衝撃性能なども備えていて安心して使えます。 ポイントは、ディスプレイが最大240Hz相当の残像を抑えた1~120Hzの可変リフレッシュレートに対応したことと、画面のピーク輝度が2000ニトになり前モデルと比べて約4倍に向上したこと。動画やゲームもぬるぬると表示でき、屋外での視認性もアップしているわけです。 背面カメラには、標準+広角のデュアルカメラを搭載。どちらも解像度は5030万画素で共通しています。標準カメラに搭載されるイメージセンサーのサイズが、上位の「AQUOS R9」と同じく、1/1.55インチという大型であることも見逃せません。