小池都知事が定例会見2月12日(全文1)渋沢栄一・後藤新平の精神を受け継ぐ
エコロジー、エコノミー、エポックメイキング
今回、「未来の東京」戦略の核となる新たなプロジェクトには社会の構造改革の実装を進めます、東京ベイeSGプロジェクトを立ち上げます。最初のこのeは小文字になっておりますけれども、ここはエコロジー、エコノミー、エポックメイキングという、それらをぎゅっと縮めて小文字のeに含まれています。全部大文字になりますと、ESGっていうのは今、東京都ではESG投資とか、ESGの概念をあらゆる分野で生かしていこうということで、SDGsとともに、このESGというのはキーワードになっておりますが、ここで言うところのe、最初の小文字のeは今申し上げたエコロジーとかエコノミーですけれども、SとGは、Sがさっきの渋沢のS、それからGは先ほどの後藤新平のGということで、この偉大な先人たちの精神を受け継いで未来を切り開くという思いを込めているわけです。 ベイエリアっていうのは広いところで、これからまだ埋め立てなどを行っていくということで、高いポテンシャルを有しているところで、これを舞台にしまして、50年、100年先を展望して、自然と便利、この融合をいたしました持続可能な都市づくりを目指していくというものであります。先人たちは本当にゼロのところから首都・東京を築き上げてきたっていうことを考えれば、うんとそのスペースは全体から比べますと小さいかもしれませんが、東京ベイエリアっていうのは可能性を秘めた、まさにポテンシャルの高い地域ということです。 2030年までに、「ベイエリアから世界最先端から取り戻す」といたしまして、例えばグリーンファイナンスを活用しまして、キャッシュレス、それからAIによる交通管制ですね。それから自動運転、最先端テクノロジー、これらの実装をどんどんと進めてまいります。そのためのテクノロジーの巨大実装エリアなども設けてまいります。さらにその先ですけれども、最終的に1000ヘクタールに及びます埋め立て地になるわけですが、その広さを、ポテンシャルを生かしまして、新しい価値を生み続ける世界のモデル都市となることを目指してまいるということです。