今、ク・ハラさんを振り返る 私費で東日本大震災被災者のため寄付
所属事務所に内緒で個人的に寄付
芸能界における華やかな活躍の裏で、かならずしも順風満帆ではない人生を送っていたハラさんだが、そのぶん人の痛みにも思いがおよぶのだろうか。2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災者に向けて、当時の所属事務所にも内緒で1億ウォン(約720万円)を寄付したことはよく知られている。 「KARAとして当時リリース予定だったシングルの収益金の全額を寄付することになっていたのですが、発売が延期となって収益金の寄付が先送りされてしまったため、ハラさんは自分の将来のためにコツコツと貯めていたお金を寄付することを決めたのです。お金は日本の被災地の復旧や被災者救援のため、社会福祉共同募金会を通じて送られました」(前出・週刊誌編集者) 親日家だったためにネット上で心ないバッシングを受けることもあったというハラさん。若くして旅立ってしまったが、その思いは日本でも生き続けている。 (文:志和浩司)