大谷翔平が崩されて打った23号2ランに対戦右腕と全米が驚嘆…「ゾーンの底。悪いボールじゃなかった」
CBSスポーツは「見よ!エンゼルスの大谷が6試合で6本塁打を放ちMLBのトップに並ぶ」との見出しを取り大谷の23号を伝えた。 「マイズのスライダーをとらえて414フィート(約126メートル)を飛ばし、打球速度は103.5マイル(約167キロ)だった。大谷は3戦連続で本塁打を放ち、この6試合で6本塁打としている。メジャーの本塁打争いでブルージェイズのブラディミール・ゲレロJr.に並び、この本塁打は大谷のMLBキャリア70本目の本塁打となった」と紹介。 投手として70本塁打を放ち100三振を奪っているのは、ベーブ・ルースの714本塁打、501奪三振、リック・アンキールの76本塁打、269奪三振、ジョニー・リンデルの72本塁打、146奪三振、大谷の70本塁打、139奪三振の4人だけであることをつけ加えた。 記事は、大谷の打者、投手の成績を伝え、「投打を合わせた彼のWAR(勝利への貢献度指標)は日曜日に入るまで4.5。まだシーズンは半分にさえ達していないのにだ。大谷のスターとしての魅力を加味すれば、彼をア・リーグMVPの最有力候補にとてもふさわしいと考えることができるかもしれない」と称賛した。 ロサンゼルス・タイムズ紙は、延長で敗れシリーズ4連勝を惜しくも逃したことを伝える記事の中で、2点リードのタイガースが延長10回裏に二死二塁から大谷を敬遠気味に歩かせたシーンに注目した。 「タイガースのAJ・ヒンチ監督は延長10回に何が賢明なプレーであるかを理解するに十分なほど、この4試合で大谷を見ていた」 10回二死二塁から大谷をストライクから大きく外れたボールで四球で歩かせた場面を書き出し、ヒンチ監督の「大谷の頭の中にあったのは一つ(同点本塁打狙い)だった。打席では危険だった。そして(投手の)マイケル(・フルマー)はミスを犯すことはなかっただろう」とのコメントを伝えた。 大谷について「エンゼルスはまだオールスターブレークにたどり着いていないが、大谷は2018年にルーキーとして打った22本塁打を1本上回るキャリア最多の本塁打数に達した。彼の72試合での23本塁打はシーズン51本塁打のペースで、トロイ・グロースが2000年に打ち立てた球団記録の47本塁打を打ち破ることになるだろう」と予測。「大谷は最初の2三振では父の日用のライトブルーのバットを使った。(23号を放った)5回に大谷は通常の黒いバットに戻していた」と、大谷の2三振の後の23号2ランの理由がバットにあったのではないか?との見立てを報じた。 またメジャーリーグ機構は21日(日本時間22日)にオールスターゲーム(7月13日・コロラド州デンバー、クアーズ・フィールド)のファン投票の第2回中間結果を発表し、大谷がア・リーグのDH部門で117万4069票を獲得しトップを維持した。 地元のオレンジカウンティレジスター紙は、さっそく速報ニュースで「大谷がオールスター投票のDH部門でかなりのリードを保つ」と報じている。