シバターが皇治奇襲を予告も…真面目にRIZIN夢物語も語る
大晦日に開催の総合格闘技イベント「RIZIN.26」(さいたまスーパーアリーナ)の出場選手インタビューが29日、オンラインで行われ、111万人の登録者数を持つ炎上系YouTuberプロレスラーのシバター(35、本名・齋藤光)が電撃参戦後、初めて公式の場で発言した。前日、皇治がYouTubeでRIZIN側の公式見解を伝えたにもかかわらず、第3試合に組まれた試合の生放送が消滅した理由は、皇治が対戦を断ったためだという主張を繰り返し、試合当日の皇治奇襲を予告。また謎の対戦相手「X」について「勝てるなら総合格闘技をあまりやったことのないキック選手か芸能人」と調子のいい希望を口にした。一方で真面目にロマンあふれるRIZIN夢物語も語った“お騒がせ男”。RIZINにとってシバターは救世主か、それとも破壊者か…。
「オレのカードが裏メイン」
口だけなら立派なRIZIN王者である。午後9時前にメディアとの公式インタビューに登場したシバターは、いきなりワンマンショーを開演した。 「おかげさまで、YouTube(の閲覧)が急上昇し、ほぼ毎日にようにヤフーニュースに色んな媒体が書いている記事が上がっていて、めちゃくちゃ盛り上がっている。裏メインといっていいんじゃないか」 第3試合に組まれた当日発表の「X」とのカードを「裏メイン」と自画自賛すると、いきなりSNSとYouTubeで執拗に口撃してきた皇治批判を繰り返す。 「本当は皇治さんとやりたかった。元々、皇治さんとやることで話が進んでいた。どこの時点でどこまでとあえて言わないが。僕が聞いた話だと、皇治さんが逃げたという感じだった。おかげで生放送枠がなくなった。残念。せっかくなら生放送がよかった」 炎上軍として共に入場する予定だった人気YouTuberのラファエルが急転、辞退したのも録画なら入場シーンがカットされる可能性があるからだとの主張を展開していた。 だが、いわれなき批判を受けた皇治がRIZIN事務所を訪れて、笹原圭一広報から「候補だったが決定はしていない」「生放送枠はフジテレビが決めることで我々が決められることじゃない」などの言質を引き出し、YouTubeにアップ。榊原信行CEOが「シバターの言うことの半分は嘘」と発言したにもかかわらず従来の主張を曲げなかった。