大鹿村でクリーンアップ自転車ラリーと大池高原サンセット・ディナーパーティー開催
大鹿村でクリーンアップ自転車ラリーと大池高原サンセット・ディナーパーティー開催
2024年11月16日、長野県大鹿村において「クリーンアップ自転車ラリーと大池高原サンセット・ディナーパーティー」が開催された。日本一美しい村連合に所属する大鹿村の魅力を発信し、環境保護活動との融合を図った本イベントには、県内外から10名のサイクリスト達が参加、3チームに分かれ、村内の指定ルートを巡りながらゴミ収集に取り組んだ。
環境保護と観光振興が融合した画期的なサイクリングイベント
今回のイベントは大鹿村の地域おこし協力隊のダニエル・クレマスさんが企画したもので、大鹿村の自然のなかをサイクリングを楽しみながら環境保護活動をするイベント。プロMTBライダーの池田祐樹さんも参加して10人で行われた。当日は雨天予報にも関わらず天候に恵まれ、紅葉の美しい山々を背景に、参加者たちは熱心にゴミ収集活動を行いながら、村内の観光スポットを巡るサイクリングを楽しんだ。
チーム対抗戦で盛り上がったゴミ収集ラリー
ゴミ収集ラリーは、ゴミの収集量と平均速度の2つのカテゴリーで競われた。参加者たちには事前にKomootとStravaのアプリをインストールし、GPSを活用して正確なルート走行とスピード計測を実施。各チームには体力や運動能力に応じて適切なルートが割り当てられ、安全で楽しい競技となった。 「大鹿村は非常に清潔で、ゴミを見つけるのに苦労した」と話すチームメンバーの言葉からは、普段から環境美化に取り組む村民の意識の高さが伺える。ロードチーム、MTBチームのゴミを収集し、いずれのチームも熱心に活動に取り組んだ。
絶景のサンセット・ディナーで締めくくられた意義深いイベント
15時すぎに全チームがゲームを終え道の駅に集合した後、場所を大池高原のレストラン「HAKKO OOSHIKA」に移し、表彰式とディナーパーティーが開催された。本来ならば夜には閉店してしまう「HAKKO OOSHIKA」を特別に営業し、標高1500mから望めるサンセットディナーを楽しんだ。この日は残念ながら曇天となりサンセットの眺めはお預けとなったが、特別な大池高原で地元食材を活かした料理を堪能し、また、ゴミの収集量の部で優勝した女子チーム、平均速度の部で優勝したロードチームにそれぞれ大鹿村特産品などが贈られた。 ディナー参加者と地元住民との交流会も行われ、大鹿村の魅力や環境保護の取り組みについて活発な意見交換が行われた。参加者からは「またぜひ参加したい」「大鹿村の自然の素晴らしさを実感できた」といった声が多く聞かれ、環境保護活動とサイクリングを組み合わせた本イベントは、新しい観光振興の形として大きな成功を収めた。 少人数ながらも参加者の満足度も高く、大鹿村の魅力を広く発信する良い機会となった本イベントは、環境保護と観光振興の両立という新しいモデルケースとなることが期待される。 問い合わせ:大鹿村産業建設課商工観光係
Bicycle Club編集部