ユニクロの「ヒートテック」を全解剖!極暖、超極暖、カシミヤ混極暖との違いとは?
世界各国の気候に対応できる3種類のヒートテック
ーヒートテック自体はどうアップデートされていますか? 2003年の発売以来、ヒートテックは改良が繰り返されています。
繊維が細くなればなるほど、繊維が円心状にまとまり、いっそう密度の高いエアポケット構造が形成されることで、機密性がアップしていきます。こうして暖かさはそのままに、より薄く、さらに滑らかな肌触りを実現しています。
また、機能性の裏付けにも力を入れています人工気象室で、あらゆる気象状況下での検証を実施し開発にフィードバックしています。 ーヒートテックには、「極暖」や「超極暖」といったものも展開していますが、どんな違いがありますか? 現在は、通常のヒートテック、極暖ヒートテック、超極暖ヒートテックがラインナップされ、気候や場所、着こなしに合わせて使い分けることができます。
ー極暖、超極暖は、通常のヒートテックとどう違うんですか? 極暖ヒートテックは2013年に登場し、さらに「コットンでヒートテックの暖かさが欲しい」というお客様のニーズに応えるために2021年にアップデートされました。 通常のヒートテックとの違いは、表と裏で異なる特殊な編み構造を採用することで、肌に当たる面をコットンに変更している点。コットンならではの優しい肌当たりを味わえるだけでなく、通常のヒートテックの約1.5倍もの暖かさを実現しています。
また、超極暖ヒートテックは極暖の約1.5倍の暖かさを誇り、ウインタースポーツや冬場のキャンプなどにも対応します。繊維の組み合わせは通常のヒートテックと同じですが、表面がふっくらとしたワッフル編みになっているため、暖かい空気をたっぷりと蓄えることができます。また、極暖に比べて厚手で、裏面も長めの起毛になっているのも特長です。
ー今シーズンは話題のユニクロ:Cから、新しいヒートテックが登場したそうですね。 英国人デザイナーのクレア・ワイト・ケラーが手がけるユニクロ:Cのウィメンズから、カシミヤがブレンドされた極暖ヒートテックが登場しました。特長はとろけるように柔らかい肌触り。カシミヤを9%混合しつつ、よりふんわりと編み上げることで、ループ内の空間が広くなり、軽く包み込まれるような着心地を実現しました。