アドベンチャーワールド「みさき公園」からの動物受け入れ完了
和歌山県白浜町の動物園や遊園地を併設したテーマパーク「アドベンチャーワールド」は25日、昨年3月末に閉園した「みさき公園」で飼育されていた動物の受け入れを24日にすべて完了したと発表した。 【映像】みさき公園 63年の歴史に幕・閉園後の園内で真貝征志郎園長が会見「今は終わったなというのが率直な感想です」
みさき公園は昨年63年の歴史に幕
アドベンチャーワールドによると、みさき公園にいたアミメキリンやフタユビナマケモノ、バンドウイルカなど37種、約300頭を受け入れたという。 みさき公園は1957年に開園し動物園と遊園地を併設。みさき公園駅のある南海本線沿線の大阪府内のファミリー層を中心に人気を集め、和歌山県からの来園者も多かった。
しかし、最後の数年間の来場者数は減少傾向が続くなど、長期にわたり営業損益の赤字が続いていたことから、昨年3月末に63年の歴史に幕を閉じた。そして、閉園後にアドベンチャーワールドが、みさき公園にいた動物の大半を受け入れた。
「引き続き責任を持って取り組んでまいります」
アドベンチャーワールド関係者は「みさき公園で地域の皆様に長年愛されてきた大切な動物たちが安心して暮らせる未来に、引き続き責任を持って取り組んでまいります」と話している。