体重計で「キューン」と鳴いちゃうナマケモノの赤ちゃん 大阪の動物園
体重計で「キューン」と鳴いちゃうナマケモノの赤ちゃん 大阪の動物園 撮影・編集:柳曽文隆 岡本ゆか THE PAGE大阪
遊園地と動物園を併設する大阪府岬町の「みさき公園」(真貝征志郎園長)内にある施設「南米の森」でナマケモノの赤ちゃんがこのほど誕生。母親のお腹にしがみつく姿が愛らしいと、来園者を楽しませている。 【中継録画】みさき公園はベビーラッシュ ナマケモノやアルマジロ、キリンの赤ちゃんが眠る姿も
6月27日に誕生、来園者「よちよち姿が愛らしい」と笑顔
ナマケモノの飼育を担当する林優樹さんによると、赤ちゃんは6月27日に誕生したという。誕生以来、母親のムーのお腹から離れず、しがみついたまま、ムーが木につかまりながら前に進む姿が「かわいい」と、来園者はじっと見守っている姿が多くみられた。
赤ちゃんの名前は「モケモケ」性別はまだ不明
赤ちゃんの性別はまだ不明だが、名前は「モケモケ」という名前だという。名付け親は林さんで、由来は「顔がモケモケっていうイメージだから」だとか。同園のナマケモノは6頭おり、みんな「ま行」で名付けているそうだ。
アルマジロの赤ちゃんも7月に誕生
さて、赤ちゃんは3日に1回のペースで体重も量っており、20日午後はその計量日。ムーのお腹から離した瞬間「キューン」とかわいい声を出して鳴き始めた。 林さんによると「これは『ママどこ?』と離れて寂しいから鳴いています」と苦笑する。この日の体重は705グラム。生まれた時は550グラムだったそうで、順調に育っているそうだ。 また、同じ場所では、アルマジロの赤ちゃんも7月に誕生した。アルマジロは夜行性で昼間は丸まって土の中にいることが多いため、なかなか姿を見るのは難しいそうだ。しかし、こちらも3日に1回のペースで体重測定を行っており、林さんが土を掘って体重計にのせた。
キリンの赤ちゃんは目を閉じてうとうと
キリンの赤ちゃんも7月8日に生まれたばかり。20日午後にみにいくと、足を曲げて目を閉じてすわり、うとうとしている姿がみられた。こちらは雄で、現在名前は園内の投票箱で募集中だという(9月2日まで)。ほかにもアシカの赤ちゃんも生まれており、同園は「夏のベビーラッシュ」で癒されている来園者が多いようだ。
無事捕獲されたミーアキャットの現在の様子は?
同園で7月17日に獣舎から逃げ出し行方不明となり、今月7日に無事捕獲されたミーアキャットのシオン(メス・1歳)は、現在、再展示に向けて調整中だ。 20日午後も、オリに入った状態のシオンを獣舎に入れ、展示されているシオンの兄弟たちの反応をみるなど、調整を続けていた。職員は「見つかってよかったです。1か月獣舎から離れているため、しっかり調整したうえで、再展示していくことになると思います」と離していた。 同園では今月25日と9月1、16、23日に「ナイトズー」を開催予定。詳細は同園公式サイトで。