思わぬ急坂と急階段が行く手を阻む! 「御岳山」ロックガーデン親子トレッキングルポ【前編】
まずはケーブルカーで標高800mまで
バス停からケーブルカーまでの道のりは急坂で、すでに何かが始まっている感がある……。脇をせせらぎが流れていて気持ちよく、すでに「来てよかったー」と思う私。ケーブルカーの滝本駅に到着するとそれほど待つことなく発車します。バスと一緒でこちらも臨時便がでていたようです。ガチャンガチャンと急坂を登っていく様子は、普段味わうことのない感覚でドキドキ。息子も、興味深そうに外を眺めています。 ケーブルカーから見えるサイドの景色は杉林で、山にきたなーという感じがするけど、まだまだこれからという感じ。息子と、「このケーブルカーを作った人すごいよねー」なんて話しながらあっという間に標高800mの御岳山駅に到着。
靴とポールを準備をしていよいよ登山開始!
御岳山駅に到着すると、広場や屋根のあるベンチがたくさんあります。ここからの眺めもとても良かったです。お土産屋さんもあり、食べ物の調達は簡単です。ここに到着したのは9時30分くらいでしたが、すでにお腹が空いたので腹ごしらえ。持参してきた菓子パンをひとつ……。靴紐を締め直し、歩行を支えるトレッキングポールを伸ばし、いざ出発! ちなみに、駅を離れて奥のベンチに座ったので、奥のレンゲショウマ群生地の方に歩いて行きそうになってしまいましたが、御岳神社へは、駅を出て手前を左へ回り込んだ方向です。「歓迎」のアーチをくぐっていよいよです。
御岳神社までの道のりはきつかった……
最初は、木漏れ日が涼しい遊歩道のような道のりをただ歩いて行きます。途中、かわいいお花も咲いていました。こんな簡単な道のりなら、トレッキングシューズいらなかったんじゃ? と思うほどに整備されていて、宿坊やお土産屋さんが並ぶ地域に入っていきます。 ところが、途中からものすごい坂道になり、息子がゲンナリ。そんな中、「神代けやき」が登場します。 およそ1000年もの樹齢があるとか。むくむくした幹が迫力満点でした。そんなけやきの木に感動している私をよそに、息子は「これ、もう登るのむりだよー」と嘆き続けます。そんなこんなでなんとか「御岳神社」の下の鳥居まで到着。 「こんなん聞いてない!」とかなんとかいいながら、ヒーヒー登る息子。私もなかなかの坂だなと思いながら息を切らします。それならと、ちょっと脇のベンチに座って休むことに。そして、ふと目の前にあった標識を見ると「ロックガーデン」の文字。なるほど、神社へ向かう階段の途中で分かれ道になっているようです。 そこで、「先にロックガーデンに行く?」と聞いたら「行く行く!」とのこと。ロックガーデンって何のことか理解していない息子ですが、「この状況を今すぐ脱したい!」と思ったのでしょう……。 御岳神社は諦めて、先にロックガーデンへ向かうことに。「帰りに絶対、神社に寄って帰る!」と心に決めて、ルートを変更しました。 階段を登り始めるも、息子の嘆きは続く……。