思わぬ急坂と急階段が行く手を阻む! 「御岳山」ロックガーデン親子トレッキングルポ【前編】
ロックガーデンへの道のりはめちゃ楽しい!
御岳神社への道のりを諦めると、ロックガーデンへ向かう道のりは、わりと平坦な道になりました。「長尾茶屋」という机とベンチがたくさんあるところで一休みして、その先を進むと、木の根や岩がゴロゴロする道へと変わります。息子も「これこれ!」といわんばかりにさっきの文句はどこへやら。ぐいぐいと進んで先に行ってしまうくらい、ちょっと楽しい道のり。 途中、蜂がずーっとついてきて、息子とふたりビビりっぱなしだったのですが……。以前、長野で父と山に登った時にクマバチがでたときのことを思い出して、父に教わったことを息子に伝えました。「何もしなければ、何もしてこないよ」と。 ふたりで蜂をガン無視しながら進む進む……。結構長い間ついてきましたが、そのうちいなくなってしまいました。 基本的に、標識に従って「ロックガーデン」を目指して歩いていけば、道に迷うことはありません。綾瀬の滝を終点にして、ぐるっと一周回ってくるような道のりですが、ほぼ一方通行という感じ。たまに逆走してくる人もいましたが、標識に従うとみんなと同じ道のりを歩めます。ロックガーデン休憩所の後は急な部分もありますが、殆ど緩やかな勾配の道のりです。だんだんと苔むす岩などが増えてきて、いい雰囲気。 途中、「天狗岩」でロッククライミングする人たちに遭遇。「僕、あんなの無理!! どうしよう、ここから先行けない?」と騒ぎ出す息子。いやいや、私も無理だから。「そっちいかなくてもロックガーデン行けるよ」と天狗岩の右へと逸れます。すぐに急な岩の階段なども登場しますが、手を繋ぎ、「いちに、いちに」と声をかけながら進むと、降りきった時は満足げな息子。いよいよ、ここから更に楽しい道のりが始まります! 【苔むす奇岩がゴロゴロの幻想的な空間! 親子で東京「御岳山」ロックガーデントレッキングルポ】へ続く……。
神田育未