V・ファーレン長崎のJ1昇格プレーオフ準決勝、1―4で仙台に大敗…スタンドの2万人から大きなため息
サッカーJ2のV・ファーレン長崎は1日、ベガルタ仙台とJ1昇格を懸けたプレーオフ準決勝に臨み、1―4で敗れた。2018年以来のJ1復帰を逃したが、選手らは来季に向けた決意を示した。 【写真】J1昇格とならず、肩を落とすV・ファーレン長崎のサポーター
長崎は持ち味だった攻撃力を生かせず、序盤から仙台の猛攻を受けた。前半31分にPKから得点を奪われると、後半も悪い流れを断ち切れず、立て続けに2点を決められた。
後半31分、MFマテウス・ジェズス選手が左足でシュートを決め、一矢を報いた。だが、後半アディショナルタイムにもゴールを奪われ、大敗した。
試合終了のホイッスルが鳴ると、選手はピッチで頭を抱え、その場でうずくまった。今季最多の2万人超の観客からは大きなため息がもれたが、健闘した選手に励ましの声や拍手が送られた。
試合後、下平隆宏監督は「今まで積み上げてきたものを発揮できず、本当に悔しい。今回の結果をしっかりと受け止めたい」と振り返った。マテウス選手は「自分たちの全てを出したと思う。きつい結果となり悔しいが、気持ちを切り替えないと未来はない。前を向いて進んでいきたい」と述べた。