“奇跡の45歳”波乱万丈の人生。バツ3・シンママ・37歳でグラドルに。“遅咲き”のチャンスをつかむまで
東京生活は苦労の連続。寝る間を惜しんで働いた
ところが、シングルマザーで子ども2人を育てながらの東京生活は苦労の連続だったそうだ。限られた時間の中で家族、お金、夢とのバランスを考えながら、やりくりをしていかなければならない。 バイトや派遣の稼ぎだけでは足りず、家賃や生活費に追われる日々。 「生活のバランスをとりながら自分の夢を追いかけることは想像以上に難しいと感じましたね。睡眠時間を削って毎日ライブ配信をしたりSNSを更新したり。演技の勉強のためにワークショップに参加したりと、自分磨きに必要なお金と生活費を必死に工面していましたね」 新天地で揉まれながら精一杯やってきた茜さんにとって、“遅咲き”のチャンスが訪れたのは37歳の時。 『ミスFLASH2017』のオーディションに参加したことを皮切りに、雑誌『BITTER』のオーディションで見事グランプリに。さらには伝説のグラビア雑誌『URECCO』復刊号の表紙を飾るなど、“グラビアアイドル”として頭角を現すと、バラエティ番組「有吉反省会」(日本テレビ系)に“年齢不詳のグラドル”として出演し、一躍有名になったのだった。 <取材・文/古田島大介、撮影/藤井厚年> ―[茜結]― 【古田島大介】 1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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