大阪市・松井市長が定例会見4月22日(全文3完)一番厳しいほうが早く終わるんじゃないか
再延期の検討を菅首相に要請する考えは
横田:いや、松井代表は菅総理と非常に太いパイプがあって密接な関係だという話を聞いてるんで、そういう小さい政党ではあっても政権への影響力は数以上のものがあると思って聞いてるんですが。 あと変異株のことで状況が変わったと、もう今までのよりもはるかにリスクが大きいということになれば、この決定を絶対的なものとするのではなくて、もうちょっと国益を考えてより無駄な予算が莫大に掛かるリスクを考えて、もう1回見直してもいいんじゃないかと。再検討、再延期を検討してほしいと菅総理に直接言っても不思議じゃないと思うんですが、そういうことをやられるお考えないんでしょうか。 松井:日本は民主的な、民主国家なんで、菅総理であろうと僕であろうと1人で物事を全部動かせるわけではありません。これは組織が動かしているわけで、オリンピックでいうならばIOCという組織と日本の組織委員会というその組織で、そして東京都という組織がこれを決定しているわけです。だから僕はもう去年の時点から24年というのを言ってきたけど、これはもうなかなか取り入れてもらえなかったというのが事実です。だからそれを言うならもう、やっぱり一番影響力あるのは小池さんだから、主催者なんだから。だから横田さん、都庁へ行ってしっかり小池さんに言ってきてください。 横田:都庁で小池さんに3年間指されないんで、全然答えてくれないんで。 松井:それは知らないよ、そんなこと僕に聞かれても知らないですよ。小池さんに指されへん、当てられへん、僕のとこでやって。
維新代表としてなぜ首相に問題提起しないのか
横田:小池さんにも声掛けて質問してますけれども、要は保守論壇の代表的な雑誌の『文藝春秋』が東京五輪はバッハの食い物にされたという中で、IOCは単なる私企業で、私的利益を追求しているだけだと。そんな組織の決定に日本国政府が縛られる、および東京都が縛られているのがおかしいと、そういう問題提起を維新代表としてなさると小池さん以上の人気が出ると、評価が高まると思うんで、菅さんにも直接物が言えるお立場にあるんで、関係にあるんで、なぜそれをなさらないのかというふうに聞いているんですが。 松井:なぜなさらないのかって、何度も言うように『文藝春秋』が言ったからどうのこうのというても、これはもうオリンピックの開催は組織がみんな、権限持つ組織で決定したことなんでね。今、何度も言うように、僕も菅総理も民主主義の中で、組織の中でいろいろなことを決めていってますから。僕が言ったからってこれが変わるようなことではないし、今やっぱり政治家というのは物事を、決めたことをいかによりましな形で実行していくかっていうのがわれわれの使命ですから。もう今それを言ったところで、これはもう7月の話なんで、われわれはとにかくできる限りの協力をするしかありません。 それから横田さん、小池さんに当てられへん分なんか大阪来て欲求不満みたいにずっとしゃべられてもちょっと困るんでね。 横田:小池さんがそういう逃げの姿勢なんで、ちゃんと物を言えるのは松井代表しかいないんじゃないかと。 松井:それを僕にずっと、当てに来てもやね。もう本当に。意見は承っておきますけど。 横田:保守政党代表の矜持を見せてほしいと思って質問しているんですが。 松井:やることはやってきましたけど。 横田:もう一遍【やらない 01:03:11】んですか、この変異種による感染爆発を受けて、こんな事態じゃ開けないんじゃないかと。もう1回今の時点で、局面が変わったんで。 松井:それもう国政においてもいろんな話は、われわれも、国会議員団も通じていろんなこと言ってますけど、もうIOCで決まっているわけで、今ここまで来たらアスリートのこともあり、いかにリスクを抑えながら、より改善していく形で安全なオリンピックを開催するかと、前向きに捉えるしかないじゃないですか。 今やめようって言うて、二階幹事長でも、中止って言っても、それはもうこのあと発言をちょっと撤回されるような形で言われているわけだから。だからオリンピックはもうやるって決まった限りはできるだけ感染拡大につながらない形をみんなやってつくり出すしかないと思います。 横田:ありがとうございました。