「授乳中に食べたものは赤ちゃんに影響する?」「カロリー計算は意味がない?」食生活に関する3つの誤解を英栄養士が解説
「減量にカロリー計算は必要ない?」「赤ちゃんの頃の食習慣が、大人になってからの健康や味覚に影響を与えてしまう?」医学者で研究者、そして栄養関連の情報を提供する「ZOE」の主任管理栄養士でもあるフェデリカ・アマティ氏によると、これらはすべて「事実」だそう。 【写真】栄養士おすすめ!ビタミンDが豊富な18の食材 ここでは、食生活について知っておくべき3つのポイントを、アマティ氏のコメントともにご紹介。毎日の食習慣をとおして、長期的に健康的な生活を送るヒントにしてみて。 ※本記事は、イギリス版ウィメンズヘルからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。 ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
空腹状態で運動すれば、より効果的?
男性と比べて、女性は空腹状態でトレーニングを行ったとしても、月経周期によるホルモンの変動や、エネルギーバランスの乱れによる影響を受けやすいため、あまり効果を得られないという。 アマティ氏は、「トレーニング前には、必要なエネルギーを補給するために、複合炭水化物や良質なタンパク質、そしてポリフェノールや電解質、水分を多く含む彩り豊かな野菜をとることが大切です」と話す。
母親が授乳中に食べたものは、赤ちゃんの味覚に影響する?
授乳中は特に必要な栄養量が高まるため、水分や栄養、タンパク質、健康的な脂質など、幅広い食材に目を向ける必要がある。 授乳中の母親の体は、子どもに十分なタンパク質や脂質、炭水化物を供給するために、母乳を作り出すことを自動的に優先させるそう。そのため、出産したばかりの母親は、赤ちゃんのためだけでなく、自分の健康のためにも栄養補給を怠らないことが重要。 母乳には、母親が食事でとった栄養がそのまま反映されるので、一日をとおして栄養価の高いさまざまな食品を摂取することがカギとなる。にんにくやスパイス、苦味のある野菜などの味やにおいも、母乳をとおして赤ちゃんに伝わるため、味覚を訓練するうえでも、摂取したほうがいいとのこと。また、ナッツや魚介、グルテン、乳製品、卵なども母乳をとおして与えることで、将来のアレルギーのリスクを減らすこともできるのだとか。