「どうせ自分なんか...」自己否定のクセがなくなる5つのプロセス
うまくいかないことが続いてしまうとき
「うまくいかないこと」が次々と起こるとき、それはまるでドミノ倒しのように感じられることがあります。一つの失敗が次の失敗を呼び、なかなかポジティブな方向に進めない......そんなとき、その原因はどこにあるのでしょうか? 実は、この「うまくいかない連鎖 」には、私たちの思考や感情のパターンが大きく関係しています。たとえば、一度失敗すると「またダメだった」「自分はいつも失敗する」と自分を責めがちです。このネガティブな思考が、新たな行動や挑戦に対する自信を低下させ、結果として次の失敗につなげてしまうことがあります。 また、一度失敗を経験すると、その失敗を避けるために無意識のうちに慎重になりすぎたり、挑戦を避けたりすることもあります。それがかえって新たなチャンスを逃す原因となり、成功の機会を自ら遠ざけてしまうこともあるんです。 このような状況を打破するには、まず自分の思考パターンに気づくことが大切です。「また失敗するかもしれない」という恐れではなく、「次は何を学べるだろう」という好奇心を持つように心がけてみましょう。 失敗から学ぶことで、次に活かすことができれば、失敗は貴重な経験となります。「思考パターン」というのは、私たちが普段「どんなふうに物事を考えるか」のクセのことです。人にはそれぞれ、物事を見るときの特別な「メガネ」があって、そのメガネを通して世界を見ています。このメガネは、過去の経験や育った環境、学んだことなどによって色が変わります。 たとえば、ある人は「何をやってもうまくいかない」と思うネガティブなメガネをかけているかもしれません。そういうメガネをかけていると、新しいことに挑戦するのが怖くなったり、いつも悲観的に物事を見てしまいます。 逆に、いつも「きっと大丈夫、何とかなる」と前向きに考えるポジティブなメガネをかけている人もいます。このメガネをかけていると、困難な状況でもよい面を見つけられたり、挑戦する勇気が湧いてきます。 ほかにも、「一度失敗したら、いつも失敗するんだ」と一般化して考えるメガネや、「すべてが完璧でないとダメ」と白黒思考で考えるメガネもあります。これらのメガネは、時には私たちの考え方や感じ方、行動に影響を与えてしまうんです。 大事なのは、自分がどんなメガネをかけているかを知ることです。そして、そのメガネが自分にとってよくない影響を与えているなら、色を変えたり、新しいメガネに替えたりする勇気を持つこと。自分の考え方のクセを少し変えるだけで、世界がもっと楽しく、明るく見えてくるかもしれません。