「どうせ自分なんか...」自己否定のクセがなくなる5つのプロセス
ネガティブな思い込みを書き換えていこう
「自分を好きになれない」という気持ちの背景には、 「自分には無理なんだ」 「どうせ、自分がやってもダメなんだ」 「自分なんて......」 というネガティブな思い込みがあります。 ネガティブな思い込みは、私たちの行動や感情、人生の選択に大きな影響を与えます。結果、新しいことに挑戦する勇気や自信を育めなくなります。 でも、これらの思い込みは、実際のところ、私たちが自分自身について「勝手につくり上げた物語(フィクション)」の一部にすぎません。 ですが、「物語」は書き換えることができます。ネガティブな思い込みを書き換える作業は、自己成長のための積極的なプロセスです。 ここでは、その具体的なステップを詳しく見ていきましょう。 【ステップ① ネガティブな思い込みを特定する】 まずは、自分の中にあるネガティブな思い込みを具体的に特定します。 「私は人前で話すのが苦手だ」 「私は何をやっても失敗する」 など、自分が何に対してネガティブな思い込みを持っているかを明確にしましょう。 【ステップ② その思い込みを問い直す】 次に、その思い込みが本当に正しいかを問い直します。 これまでの経験を振り返り、 「本当にいつもそうだったか」 「例外はなかったか」 を考えます。 客観的な証拠やデータを基に、その思い込みが事実に基づいているかどうかを検証します。 【ステップ③ 肯定的な代替をつくる】 ネガティブな思い込みに問い直した結果、それが必ずしも真実ではないということ がわかったら、より現実的で肯定的な考え方を見つけます。 「人前でうまく話せない」という思い込みを、 「緊張するけれど、準備をすれば、うまく話せることもある」 と書き換えるなど、自分にとってポジティブな代替をつくり出します。 【ステップ④ 新しい思い込みを実践する】 新しくつくった肯定的な思い込みを、日々の生活で意識的に実践します。 たとえば、人前で話す機会があったら、その新しい思い込みを思い出し、 「準備をすればうまくいく」 と自分に言い聞かせてみます。 実際にそれを体験することで、徐々に自信がつき、新しい思い込みが自分の中に定 着していきます。 【ステップ⑤ 小さな成功を祝う】 新しい思い込みに基づいて行動したら、その結果にかかわらず、自分をほめてあげてください。たとえ完璧ではなくても、挑戦した自分を認め、その経験を価値あるものとして受け入れましょう。