地味な主人公が実は最強だった映画5選!
実直なおじさんが凄腕の工作員だった!『イコライザー』
主人公ロバート・マッコールはホームセンターの実直な従業員。一方で、不眠症に悩まされており、深夜営業のダイナーで読書をするのが日課となっていた。ある日、ダイナーの顔なじみで娼婦として働く少女が元締めに暴行され、集中治療室送りになるという事件が発生。マッコールは元締めのロシアンマフィアのもとに乗り込み、その場にいた手下たちを19秒で皆殺しにする。彼の正体は、CIAの元敏腕工作員だった! この事件から、彼はマフィアとのさらなる戦いに挑んでいく。 オスカー俳優デンゼル・ワシントンが主演を務めたアクション。彼ふんするマッコールは気さくで優しく、近所に住んでいたらにこやかに挨拶してくれそうな人物。そんな彼の、怒りの世直しが描かれる。社会的弱者の側に立ち、悪を打倒する痛快さはもちろん、マフィアと戦えば戦うほど、熟睡できるようになるという少々アブナい(?)設定も味。この後のシリーズ化作品も必見!
頭でっかちの会計士は戦闘術も長けていた!『ザ・コンサルタント』
会計士のウルフは長年、自閉症を患っていたが数字には抜群に強い。犯罪組織の仕事を専門に請け負っていた彼だがカモフラージュが必要と悟り、電気メーカーの仕事を受ける。しかし、同社の経理担当の女性と調査を進めるうちに上層部の汚職に行き当たり、命の危機に直面。ウルフはこの局面で、隠していたもうひとつの才――戦闘能力を発揮することになる。 大人になっても自閉症にとらわれている主人公は他人と目を合わせず、コミュ力は低め。しかし、自閉症を克服させようとした軍人である父によって、子どもの頃からあらゆる戦闘術を徹底的に仕込まれていた……という意外性に富んだ設定が面白い。頭でっかちと思われていたが、実はメチャクチャ強い主人公にふんしたベン・アフレックの妙演も見どころのサスペンスアクション。
失業中の中年オジは元特殊工作員!『リベンジ・リスト』
自動車整備工のスタンリーは失業中だったが、職が見つかり愛する妻の元に戻ってくる。ところが、彼の目の前で妻は三人組の強盗に殺されてしまった。怒りに燃えるスタンリーは復讐を決意。元特殊工作員である彼は次々と敵を始末する。ところが、妻が殺された背景には、政治レベルの陰謀が。復讐が終わっていないことを悟った彼は、黒幕である巨大な権力に立ち向かっていく。 『ジョン・ウィック』にも似たリベンジ活劇。主人公は職にあぶれたホワイトトラッシュと思いきや、じつは戦闘術に長けた元エージェント。復讐を決意するや、彼は自宅に保管していた武器を手に取り、情け容赦ないバトルに身を投じ、ついには州知事とも対決することになる。突飛な設定ではあるが、権力による隠ぺい工作は現代的な問題としてとらえることもでき、社会性をしっかり備えている。スタンリーにふんしたジョン・トラボルタの熱演もアツい!