競輪界の巨星・55歳小嶋敬二、“最高齢特昇記録更新”かかる一戦へ「3着以内じゃなしに優勝して更新したい」/2024年後期レインボーカップ
佐世保競輪の「開設74周年記念 九十九島賞争奪戦(G3)」が21日に3日目を開催。22日、最終日の9RレインボーカップA級ファイナルを走る小嶋敬二(55歳・石川=74期)に話を聞いた。 競輪場に姿を現した小嶋は何やらニヤニヤ。記者団に囲まれメンバー表を目にするや「フフフ、オレがどんなコメントすると思う?」と逆取材。記者から「中部スジで棚瀬(義大)選手の番手ですよね?」との声が上がると「ヘッヘッヘ。そう、思うでしょ。でも、大学スジってあるの知ってる?」と1番車の坂田康季を指差した。 坂田は日本大学の後輩で「ウチの子どもが2年のときに坂田は1年」と接点があり、10月高松決勝では連係もしている。 「高松の決勝の前に、アイツがオレに言ってきたコメントがまたカッコよかったんだ。『先輩、赤板からガンガン行くから出て行ってください!』って。だからオレは期待してさ、おー! ってなったんだけど、いざレースとなったらドップリまくりでアイツが優勝した。もう、なんなんだお前はって(笑)」 坂田との可笑しくも悲しいエピソードを明かしたが、もちろん今回は中部の後輩である棚瀬に付ける。 「大学スジとは言ったけど、冗談だよ。棚瀬はこれからも一緒に走るし未来があるいい選手。坂田に付いちゃ怒られる(笑)」と初連係の棚瀬に身を預ける。 また、今回は2018年に函館で大竹慎吾(大分)が記録したレインボーカップにおける最高齢特昇の更新もかかっている。 「来期S級だし、モチベーションはそこ。記録に挑戦できるってことでよりヤル気にもなるよ。まあ3着以内じゃなしに、優勝して記録を更新したいね」と身を乗り出した。(netkeirin特派員)