恋人問題に石川遼助言”科学ゴルフ”導入…話題独占の渋野日向子が13位に終わったツアー再開戦で見せた飛躍の可能性とは?
大会の開幕前日の3日には公式会見を行う予定だった。しかし、PCR検査を受けた大会関係者2人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで、会場がクローズとなって会見も中止。仕切り直しの第1ラウンド後の会見では、熱愛について“ど真ん中の直球”の質問が飛んだ。 「お友だちです」とはぐらかした渋野だが、「仲のいいお友だちですか」と重ねてきた質問には「試合中なので…ははは」と、笑顔ではぐらかした。交際宣言こそなかったが、照れ笑いの“しぶこスマイル”はイエスと同じ。どうも交際は順調のようだ。 優勝した2019年「AIG全英女子オープン」でキャディーも務めた青木コーチとのコンビは昨年限りで解消したことを認めた。 「今の自分があるのは青木さんのおかげ。感謝しかない。自分で考えてやれることをやりたい」 一枚岩と思われた師匠からの独立。 その真意は不明だ。ただ、「“わからないことがあったらいつでも頼っておいで”と言っていただいた。卒業したという感覚です」と円満解消を強調した。 渋野は、これらの公私における変化の影響をプラスに転じた。 独り立ちしたこのオフは、テレビ番組を通じて知り合ったのが縁で、親交を深めてきた男子プロの石川遼(29、CASIO)に助言を仰いできた。 「再現性と安定感を高めるために」と大幅なスイング改造に着手し、これまで高めに上げていたトップの位置を下げてフラットでワンプレーンの軌道を意識。 「トップのときに右肩より腕が上がらない、クラブが肩より上がらずに右肩が見えることを目指している」と、素人目にもこれまでとは明らかに違うスイングに取り組んでいる。 さらに「100ヤード以内のショットの精度を高めたい」という課題を効率良くクリアするために、クラブセッティングも見直した。 これも石川の「ウエッジを4本にする選択肢がある」とのアドバイスに従ったもので、ピッチングウエッジ(PW)とロフト角が51度と58度のウエッジの3本態勢からPWを抜いて、46度、51度、54度、57度の4本態勢にした。 「今まで51度を半分の力で打っていた距離を54度が助けてくれる。昨年アメリカの試合に出て、コースマネジメントの重要性がわかった。それがウエッジ4本にもつながっていった」という。