恋人問題に石川遼助言”科学ゴルフ”導入…話題独占の渋野日向子が13位に終わったツアー再開戦で見せた飛躍の可能性とは?
新型コロナ禍で試合数が大幅に減った2020年とシーズンが統合されたゴルフの国内女子ツアーの21年初戦となった「ダイキンオーキッドレディス」の最終日が7日、沖縄・琉球GCで行われ、小祝さくら(22、ニトリ)が優勝、渋野日向子(22、サントリー)は通算5アンダーの13位に終わった。昨年12月に全米女子オープンで優勝争いを演じ、国内“再開戦”が注目された渋野は初日の第1ラウンドは1アンダーの71。第2ラウンドに67をマークして優勝争いに加わったが、第3ラウンドは72と足踏み、朝から時折激しい雨が降った最終ラウンドは73とスコアを落とし同じ1998年生まれの黄金世代の小祝には9打差をつけられた。 不完全燃焼に終わった渋野は「いいところもあったが、悪いところが全部出た。それを収穫にして、次からにつなげたい」と前を向き、今季15試合目で初めて観客が入ったことに「ギャラリーさんのおかげで、取れたバーディーもあった。最後まで楽しかった」と笑顔。久しぶりにファンの前でプレーできたことを素直に喜んだ。 シーズン再開戦で見えたのは、渋野の飛躍の可能性だった。 昨年11月の「JLPGAツアー選手権リコー杯」終了後に国内ツアーが、およそ3カ月の中断に入ったオフの間も渋野が女子ゴルフ界の主役だった。公私において話題を独占していた。 12月の海外メジャー「全米女子オープン」は優勝争いを演じて4位。年が明けた1月には写真週刊誌にテレビ東京のアナウンサーとの熱愛を報じられ、2018年のプロテスト合格前から師事する青木翔コーチとのコンビ解消もささやかれた。 2月には契約するゴルフ用具メーカーのオンラインでの新商品発表会に出席したが、発表会という席上、誰もが知りたい肝心なことは発信せずじまい。その発表会の当日に開設した自身の「YouTube」チャンネルもしかりだった。 熱愛報道の真偽のほどをマネジメント会社に問い合わせても対応はなし。「プライベートなことなので」の類の型通りのコメントどころか、これまでつながっていた携帯電話に出ないという完全無視を貫いた。渋野との再会を楽しみにしていたのは、ファン以上にメディアのゴルフ担当記者たちだったかもしれない。