大谷翔平29&30号と盗塁サヨナラ激走に全米が最大級の称賛「地球上で一番ホットな打者」「ボンズ、グリフィーに匹敵」「60本ペース」
これこそ本当のワンマンショーだ。エンゼルスの大谷翔平(26)が2日(日本時間3日)、本拠地で行われたオリオールズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。29号、30号2ランの2打席連続アーチをマークしただけでなく7-7で迎えた9回に一死から四球で出塁すると盗塁で得点圏に進み、4番打者、ジャレッド・ウオルシュ(27)のライナー性のライト前ヒットで本塁へ激走、サヨナラのホームに滑り込む大活躍を見せた。8-7のルーズベルトゲーム。試合後、場内のヒーローインタビューに指名され、大喝采を受けた大谷に全米メディア、両監督が最大級の称賛を贈った。松井秀喜氏が持つメジャーの日本人最多本塁打記録にあと1本と迫り、トップに立つ本塁打争いではブルージェイズのウラジミール・ゲレーロJr(22)に3本差をつけた。
ベーブ・ルースを超える
「シーズン30本塁打とともにあらゆる歴史を塗り替える」との見出しを取って報じたのは米ヤフースポーツだ。 「我々は大谷が特別だと示す方法について不足することは決してないのかもしれない。金曜日のパフォーマンスはそれをさらに多く示してくれた」と、大谷の29号、30号について触れ、「彼は(試合に入る段階で)28本でMLBの本塁打争いのトップをキープしていた。すでに歴史を作っていた。そして彼はオールスターブレーク前の最多本塁打でマイク・トラウトが持つエンゼルスの記録を塗り替えた」と記した。エンゼルスの球宴前の最多本塁打記録はトラウトが2018年にマークした28本だそうだ。 「大谷にとってまさに唯一歴史的な前例となるベーブ・ルースも投手として頻繁に投げていた時に30本塁打に到達したことは一度もなかった。このようなパワーと投球のコンビネーションは目にしたことがない。ルースが投手として1試合以上に先発したシーズンで最も本塁打を放ったのは、ボストン・レッドソックスで最後の年となる1919年の29本だった」と伝え、ベーブ・ルース超えを果たしたと記した。 「大谷の30本塁打&12盗塁はサミー・ソーサとアルバート・プホルスのみが果たしていた記録の仲間に加わった」と、1998年のソーサ、2009年のプホルス以来の30本塁打&10盗塁を成し遂げたことを明かした。ア・リーグでは史上初の記録だという。 「大谷は、野球史で初めての正当な10ツールプレイヤーだ(また同様に現在ア・リーグMVPの最有力候補)。そして彼はこのことをまだ始めたばかりなのかもしれない」と絶賛した。