大谷翔平29&30号と盗塁サヨナラ激走に全米が最大級の称賛「地球上で一番ホットな打者」「ボンズ、グリフィーに匹敵」「60本ペース」
MLB公式サイトは、「前代未聞」というエンゼルスのジョー・マドン監督のコメントを見出しに取って「あらゆる夜に、エンゼルスのスーパースター、大谷は歴史を築くだろう。金曜の夜は、観客をあっと言わせる2本塁打によって記録を塗り替えるパワーを披露する新たな日となったが、オリオールズにサヨナラ勝ちをもたらしたのは走塁で見せた彼のスピードだった」と伝えた。 「大谷は今シーズン、球界で最も刺激的な選手で、この1カ月余り、焼けつくようなレベルでプレーをしている」と表現した上で、マドン監督の「彼がしていることは前代未聞のことだ。最近の唯一のミスは投手として出場したヤンキース戦だけ。彼のプレーのすべてが壮観だ。加えて、その上がオールスターのパフォーマンス。2週間後に誰もがそれを見ることになる。彼の監督として彼のキャリアの世話役ができてうれしい」とのコメントを紹介した。 さらにマドン監督は「バリー・ボンズもこんな感じだった。ケン・グリフィーJr.の攻撃もこうだった。もしショウヘイは外野でプレーすれば、こうした選手たちに並ぶことになるだろう。こうした殿堂入りする素晴らしい選手たちに彼は匹敵している」とメジャーの本塁打記録を持つレジェンド2人と大谷を比較した。 地元のオレンジカウンティレジスター紙は「大谷の2本塁打と盗塁が勝利へ導く」との見出しを取り「大谷が2本塁打を放ち、エンゼルスで初めてオールスターブレーク前に30本塁打を放った選手となった。それ以上に素晴らしいのは、大谷が9回に2塁を奪った2盗塁で、その1つがサヨナラ勝ちにつながった」と、9回一死から四球で出塁した大谷が、一度目の盗塁を打者レンドーンの守備妨害で無効になったにもかかわらず直後にまた盗塁を仕掛けて成功させたことを絶賛した。ウオルシュのライト前ヒットで二塁から本塁を狙った大谷の激走はクロスプレーとなり、オリオールズはリプレー検証を求めたが、「ホームでのこのプレーはリプレー検証となるには十分なほど際どかったが、大谷のスピードが最後は勝った。判定がアナウンスされると2万3561人のエンゼルスタジアムの観客に熱狂が起きた。まだ大谷が野球界の秩序を打ち砕こうとし、選手1人でできる能力の限界への挑戦を果たした」とレポートした。 「金曜の夜、大谷はスターだった。彼は4打数2安打で1四球に3打点、3得点を加えた。彼はエンゼルスで初めて15試合の間に13本塁打を放ち、ア・リーグの歴史で初めてシーズンの81試合目で30本塁打、10盗塁を記録した選手となった。大谷は今シーズン、60本塁打、24盗塁のペースでいる」と、その驚異的なペースを紹介。 マドン監督の「スピードのある選手があのような形で得点を奪うことはめったにない。大谷は自分の判断で盗塁を決めた」というコメントを掲載した。