「バランスの取れたチームだがスターと呼べる選手はいない」 パリ五輪に挑むU-23日本代表に米メディアは厳しい評価 キープレイヤー&注目選手に挙げたのは……
今夜初戦を迎える
日本時間の25日深夜2時にパリ五輪グループステージ初戦を迎えるU-23日本代表。初戦の相手は南米王者U-23パラグアイ代表といきなり大一番を迎える。 今回の日本代表はオーバーエイジ(OA)枠を使用しなかったり、G大阪の半田陸が初戦前日に負傷するなど、初戦を前に不安な要素もある。そんななか、米『ESPN』は「オリンピック男子サッカー大会における日本、ウズベキスタン、イラクの展望を評価する」というタイトルでアジアの3チームについて言及しており、今回の日本代表をこのように評価している。 「サムライブルーはオリンピック男子サッカーでアジア勢最多となる12回の出場を果たしているが、最近の大会では残念な結果に終わっている。2012年と2020年の両大会では、準決勝まで進出したが、最終的には4位となりメダル獲得を逃している」 「今回はさらに上を目指すという強い決意を胸に、グループDでトップになる可能性も十分あるだろう。ただし、現在のチームはバランスの取れたチームだがスターと呼べる選手はいない。特にオーバーエイジの選手を起用できない状況ではメダル獲得に必要なものが備わっているかどうかは未知数である」 今回選ばれているメンバーにはAFC U-23アジアカップ兼パリ五輪アジア最終予選で優勝を果たしたメンバーもいるが、同メディアはメダル獲得には厳しいという見方のようだ。 さらに同メディアはキープレイヤーとしてGK小久保玲央ブライアンの名前を挙げており、「大岩剛監督が定期的なローテーションを好む中、小久保は日本にとって最も重要な選手となる運命にある」と言及。また注目選手としてはJ1首位を走るFC町田ゼルビアのストライカー藤尾翔太の名前を挙げている。 まず、パラグアイ代表、マリ代表、イスラエル代表とのグループステージを突破する必要がある日本代表。そのためにも初戦で勝ち点3を獲りたいところではあるが、果たして。
構成/ザ・ワールド編集部