激震!吉田麻也に続き冨安健洋まで負傷辞退の緊急事態…”最終ライン崩壊危機”の森保JはW杯最終予選を戦えるのか?
日本サッカー協会(JFA)は23日、カタールワールドカップ・アジア最終予選に臨む日本代表に招集していたDF冨安健洋(23・アーセナル)が負傷のため辞退し、代わりにDF中谷進之介(25・名古屋グランパス)を追加招集したと発表した。 右ふくらはぎを痛めて戦列を離れていた冨安は、20日のリバプールとのリーグカップ準決勝第2戦で復帰。先発フル出場を果たすも再び同じ箇所を痛めたと見られ、23日のバーンリーとのプレミアリーグ第23節で欠場を余儀なくされた。 右太もも裏を痛めたキャプテンのDF吉田麻也(33・サンプドリア)に続いて冨安と、最終ラインを支えてきたセンターバックの二枚看板が同時に離脱。非常事態に見舞われた森保ジャパンは大きな不安を抱えたまま、ともに埼玉スタジアムで行われる中国代表(27日)、サウジアラビア代表(2月1日)とのホーム2連戦に臨む。
DF中谷進之介(名古屋グランパス)を追加招集
負傷の連鎖が止まらない。吉田やFW古橋亨梧(27・セルティック)、MF三笘薫(24・ユニオン・サンジロワーズ)らを欠いた23人が招集されてから一夜明けて、冨安までもが辞退を余儀なくされた森保ジャパンが非常事態に見舞われた。 冨安は昨年12月18日のリーズ・ユナイテッド戦で右ふくらはぎを痛め、年内に行われた公式戦2試合を欠場した。元日のマンチェスター・シティ戦で復帰を果たしたものの、その後の公式戦2試合で再びベンチ入りメンバーから外れていた。 しかし、20日のリバプールとのリーグカップ準決勝第2戦を前にして、アーセナルで主戦場とする右サイドバックに故障者が続出。全体練習にまだ合流していなかった冨安は、ぶっつけ本番での復帰を志願して先発フル出場を果たした。 しかし、リバプールに0-2で敗れた後に、ミケル・アルテタ監督は「本当は無理をさせたくなかった」と本音を漏らしている。 指揮官の懸念通りに万全にはほど遠い状態で強行出場した代償は大きく、再び戦列を離れた冨安は23日のバーンリーとのリーグ戦を欠場。キックオフの数時間前には、JFAから代表辞退が発表されていた。 アーセナル戦前の段階で、欠場が続く冨安の状態を問われた日本代表の森保監督は「アジア最終予選はプレー可能だという認識でいます」と明言。欠場する吉田に代わるディフェンスリーダーの役割も託して、リストに冨安の名前を書き込んだ。 だからこそ、冨安までをも欠く衝撃は大きい。