森保Jに激震…吉田麻也、三笘薫、室屋成、古橋亨梧を怪我で欠く陣容でW杯アジア最終予選の中国、サウジ戦を勝ち抜けるのか?
今秋に中東カタールで開催されるW杯出場をかけたアジア最終予選を前に森保ジャパンに非常事態が発生した。日本代表の森保一監督が16日にオンラインでの囲み取材に応じ、負傷で戦列を離れているFW古橋亨梧(26・セルティック)、MF三笘薫(24・ユニオン・サンジロワーズ)、DF室屋成(27・ハノーファー96)、そしてキャプテンのDF吉田麻也(33・サンプドリア)の招集が難しい状況にあると明らかにした。日本代表は27日に中国代表との第7戦を、2月1日にはサウジアラビア代表との第8戦を埼玉スタジアムで戦うが、最終ラインを束ね、精神的な支柱も担ってきた吉田と、攻撃の切り札を期待される三笘を欠いた陣容で、その大事なホーム2連戦に臨むことになった。
国内組の代表合宿は今日17日スタート
国内組だけを対象とした日本代表合宿のスタートを17日に控える森保ジャパンが激震に見舞われた。コーチングスタッフとともに前日の16日に宿泊先のホテルに入り、オンラインでの囲み取材に応じた森保監督が、負傷による戦線離脱者が相次いでいるヨーロッパ組で、現時点で4人の招集を断念せざるをえない状況にあると明らかにした。 「吉田麻也と前回招集した選手で三笘、室屋、古橋も難しいという報告を受けています」 ヨーロッパでプレーする代表組が、昨年末から相次いで負傷した。 右太もも裏の負傷から昨年12月26日のセントジョンストン戦で復帰した古橋は、わずか15分プレーしただけで再び同じ箇所を痛めて交代。ウインターブレーク明けの初戦が17日に迫るなかで、地元紙は古橋がいまだ復帰を果たしていないと報じた。 年が明けた6日のセリエA第20節では、吉田が戦線離脱を余儀なくされた。カリアリ戦の後半開始早々に右太もも裏を痛め、一度はプレーを再開させたものの、試合が途切れた直後にピッチへ座り込んだ。サンプドリアは全治1ヵ月と発表した。 8日には三笘が、キャンプ先のスペインで行われたセルクル・ブリュージュとの練習試合で右足首を捻挫。14日のブンデスリーガ2部第19節のハンザ・ロストック戦では、前半開始早々に室屋が右足首を痛めて退場を強いられている。 スタッフから報告を受け、さらにそれぞれが負傷した試合の映像もチェックした森保監督は「日本として痛い」と受け止めた上で、こんな言葉を紡いでいる。 「本人たちが一番痛いと思うので、まずはけがを早く治してもらって、それぞれの所属チームで再び力を発揮してほしい」 ここまでの最終予選を振り返れば、三笘、そして吉田の不在が大きく響く。