なぜ久保建英の移籍先に強豪セビージャが急浮上しているのか?
2019-20シーズンのラ・リーガ1部を制した、レアル・マドリードに復帰するだけではない。常にタイトル獲得を義務づけられるビッグクラブで活躍する将来の姿を思い描いたときに、マジョルカに次ぐ新たな挑戦としてセビージャを希望しているというスペインメディアの報道は、FC東京時代から久保が持っていた自らの現在地を客観視できる能力を考えればうなずける。 もちろん、久保の将来を見越したレアル・マドリード側の意向も含めて、この先にどのような動きがあるのかは現時点ではわからない。それでも、レアル・ソシエダやセビージャの宿命のライバルであるレアル・ベティス、昇格組ながら7位へと躍進したグラナダから注がれる視線も含めて、今夏の移籍マーケットにおける「超」のつく人気銘柄として久保は大きな注目を集め続ける。 (文責・藤江直人/スポーツライター)