24時間「プラスチックなし生活」を実践!挑戦してみてわかったこと
AM9:00 リモートワーク「いつの間にか増えているアレ」
モートワークを開始! 情報収集のために読んでいる本をひらくと、気になる箇所を発見。本に直接ペンを走らせてしまうタイプの私。「ボールペンどこだっけ?」と探していたら、デスク周り、バッグのなか、コートのポケット、別の本のあいだなど、あちらこちらに。いつ買ったのかも覚えてない…。いつの間にか増えているボールペン。 ・ボールペン▶本体/合成樹脂(プラスチック)、グリップ/シリコーンラバー 【Let’s プラスチック・フリー!】 化粧品容器回収と同様、メーカーによっては使用済みのプラスチック製筆記具を回収するサービスがある。パイロットでは、使用済みの筆記具を入れる回収BOXが店頭に用意されている。回収した筆記具からリサイクルに適した素材を筆記具本体の一部に再利用することをプログラムの最終目標に取り組んでいるそう。これもテラサイクルとのコラボ。 これを機にペーパーレスにも挑戦して、すべてのメモはパソコンやスマホなどに切り替えてみるのも選択肢の一つ。
PM3:00 おやつタイム「プラスチックがないと買い物もできない⁉」
仕事に集中しているとあっという間にこんな時間! 朝ごはんもたっぷり食べていたので、うっかりランチをスキップ。ここはおやつでエナジーチャージ(本日2回目)! 近くのコンビニで商品を見ていると、どれもこれもプラスチックの容器に入っていたり、プラスチックで包装されていたりと、プラスチック・フリーな製品を探すのは、難易度高め。ここは肉まんをレジ袋なしで購入しよう。「お支払いは?」と聞かれて、差し出した交通系icカード。あ、これもプラスチック! ・交通系icカード/クレジットカード▶ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート 【Let’s プラスチック・フリー!】 スマホ一つで全部決済ができるようにしちゃおう! 交通系icカードは、モバイルSuicaやモバイルPASMOに切り替えることができる。電子マネー「iD」対応のクレジットカードであれば、カードそのものを持参する必要がなくなる。 一部のクレジットカード会社では、バイオ由来のプラスチック素材でカードをつくっているところもある。バイオ由来のプラスチックとは、トウモロコシ、サトウキビ、小麦、ジャガイモ、大豆などの植物資源でつくられたプラスチックのこと。 日本バイオプラスチック協会による識別表示基準では、全体の重量の25%以上のバイオ由来のプラスチックが使われていれば「バイオマスプラ」と認証される。「じゃあ、残りの75%は?」と思う人もいるかも。いい質問! 前述のクレジットカードは、カード重量のうち25%がバイオ由来のプラスチック。つまり、それ以外は石油由来のプラスチックが使用されている可能性があるということ。 従来の石油由来の原材料オンリーのカードの焼却時と比較すると、一枚あたりのCO2排出量を約3.9g抑制する効果があるようだけど、スマホに搭載して電子化できるなら、CO2排出量はもっと削減できる(JCB)。でも、そのスマホもプラスチックからできているんだけどね…(グリーンピース, 2017)。