パキスタン野球連盟と日本ハムが育成などについてミーティング U18は政治的理由で全試合を棄権
パキスタン野球連盟の公式Xが20日に更新され、日本ハムと若手育成などについてミーティングを行ったと明かした。 同連盟のアリ・シャー会長がエスコンフィールドを訪れ、日本ハムの木田優夫GM代行(56)と握手を交わす写真などをアップ。「球場施設の見学と、パキスタン野球の若手選手育成にお力添えを頂きたい旨のミーティングを行う事ができました。将来に渡るパキスタンの野球振興へのご支援、ご協力を頂きたいとお話しし、特に若年層への野球競技普及、競技環境向上などへのご支援をお願いしました」と交流を明かした。 また、アリ・シャー会長は11月に行われた「アラブ・クラシック」の映像を日本ハムのスタッフらに披露。パキスタン選手の可能性をアピールした。12月3日には、千葉・鎌ケ谷に拠点を置く日本ハムの2軍施設も見学していた。同アカウントは「非常に和やかな会議となり、今後とも末永く関係を維持し、機会があればその関係性をさらに発展させて行くという期待の持てる内容となりました」と、投稿を締めくくった。 パキスタン代表はWBCにも16年の第4回大会から参加(いずれも予選敗退)。今年9月には台湾での「第13回BFA U-18アジア選手権」に出場予定だったが、パキスタンと台湾は外交関係がないことから渡航が認められず。両親がパキスタン人の三沢高(青森)のジャン・ハスネン投手ら、日本やアメリカ、カナダから台湾へ渡航した選手のみでオープニングセレモニーに参加したが、人数不足で全試合を棄権し、没収試合で不戦敗となっている。 今秋ドラフトでは、広島からドラフト5位指名の菊地ハルン投手(17=千葉学芸)が、パキスタン出身の父と日本人の母との間に生まれている。