小池都知事が記者会見11月20日(全文2完)どの世代も等しく注意を
豊洲市場で相次ぐ感染、どう対応するのか
時事通信:時事通信の斉藤です。豊洲市場でコロナの感染者が相次いでおりまして、8月以降80人以上の感染が出ています。築地の市場協会のほうで仲卸の業者、4000人ぐらいといわれてますけれども、自主検査を始めています。これについて知事の受け止めと、都として、業界団体が検査は主体的にやるんですけれども、都として何かしらの対応をするのかどうか教えていただければと思います。 小池:これまでも累積で80人以上の数字が陽性者として報告をされています。できるだけ早く積極的な疫学調査を受けることが豊洲市場の安全性の確認につながる、何よりもご自身の健康の不安に、解消にもつながってくるというふうに考えております。市場開設者は東京都庁でございますので、そこは強く、市場協会をはじめとして、市場関係者の方々にはできるだけ早く、検査をしっかりと受けて対応をしていただきたい、このように考えております。 非常に、仲卸さんは数人で営業しておられて、なかなか、受けて陽性が出たら休めなくなってしまうっていうけれども、市場全体の影響を考えますと、むしろ早く受けていただくことのほうが、市場全体が安心できる状況になるわけでございますので、積極的な、これまで数百人受けていただいております。さらに加速させながら受けていただくことがポイントではないか、このように考えております。
「もっとTokyo」の一時休止はあり得るのか
東京新聞:東京新聞の岡本です。よろしくお願いします。先ほど政府の観光支援事業のGo To トラベルについて国の事業だというお話がありましたけれども、東京都もこのGo To トラベルに上乗せをする形で都民の都内旅行を後押しする「もっとTokyo」を展開されています。今後、この感染状況がさらに広がったり、状況に応じて、「もっとTokyo」の一時休止などの判断はあり得るのか、どういう基準でどういう対応をしていこうというふうにお考えなのか、お聞かせください。 小池:これにつきましては国の動向、どうされるのか、そしてまた、今後の感染状況を踏まえながら、専門家のご意見を聞いて適切に判断したいと考えております。旅行者、観光事業者の皆さま方にはくれぐれも、感染しない、感染させないという拡大防止の基本を守っていただきたいということであります。 ちなみに「もっとTokyo」でありますけれども、開始して1カ月、現在約1000の旅行会社、また旅館、ホテルに登録をいただいているところであります。この方々には、各事業者の皆さんには徹底して感染防止に努めていただいているところでありますし、今回「5つの小」ということもお伝えをしていき、徹底をして、安全な事業にしていただきたいというふうに考えております。最後でお願いします。