レオパレスが施工不良問題で中間報告(全文4)後手に回ったという認識
意図的でないと断言できる根拠は?
朝日新聞:すいません、朝日新聞の【キタミ 01:04:17】と申します。念のための確認で恐縮ですが、現状では、意図して組織的に今回の件を働いたという認識は、御社としてはないということでよろしいのでしょうか。 蘆田:はい、ございません。 朝日新聞:先ほど来、細かいところに関しての外部調査委員会の調査を待ちたいというふうにおっしゃっていると思うのですが、そこに関して、御社として断言というのはどういう根拠があるのですか。 蘆田:すいません、ご質問の意図が。 朝日新聞:いや、ほかの、要は細かい事実認定に関しては外部調査委員会の調査を待ちたいと先ほどからお答えになっていると思うのですが、不正の意図がなかったというところに関しては、なかったと断言していらっしゃる。その根拠は何をお持ちなんですか。 蘆田:ですから先ほど来申しましておりますとおり、仕様変更等を行った際に必要な手続きが行われていなかったですとか、図面の確認申請および現場への指示を出す図面の作成過程において、きちんとした確認が行われていなかったというのが今回の原因というふうに考えてございますので。 朝日新聞:じゃあそこに意図的なものはなかったということですか。 蘆田:はい、そういうことでございます。 朝日新聞:それを断言できるのはどうしてなんですか。 蘆田:きちんと管理できる体制になかったというのが最大の原因でございますので。 朝日新聞:管理できる体制になかったんだとしたら意図のあり、なしっていうのは。 山口:いや、申し訳ございませんけれども、そちらにつきましては外部調査委員会の調査結果を待ちたいというのが現状でございます。 朝日新聞:じゃあ現状はあれですか、違法性を意図してやったかどうかっていう認識に関しては、まだ分からないっていうことでいいんですか。分かりました。あと7000人の天井の不備に関する引っ越しの状況、4月までに1500名ですかね、およそ。その理由のところなんですけれども、入居者の方のご意思だというふうにおっしゃってたと思うんですが、普通に考えれば、耐火性に不備が、お宅ありますよというふうに言われて、なるべく早く出たいところだと思うんですが、なんで多くの方は【動いてないん 00:06:24】ですか。 蘆田:個別、個別のお客さまが、どういった考えでまだ決定されていないかは、私としては存じ上げませんが、あくまでもお客さまのご都合を最優先した結果が今の積み上げの数字になってございますので。 朝日新聞:じゃあ、すいません、御社として基本的に引っ越し会社のご案内とか、あと代替の建物の案内をされるというふうに認識をしていますが、それ、7000人分については十分確保された上でご案内されてるっていうことでよろしいんですね。 蘆田:確保といいますか、お客さまのご都合をお伺いしながらになりますので、ご都合に応じて、ご希望に応じて、対応してるという状況です。 朝日新聞:じゃあ、ごめんなさい、2月の7日の時点で、それ以降の段階で、7000人全員が引っ越したいと言った場合に、引っ越し業者の手配や建物の確保として、御社としてはされていなかったってことなんですか。 蘆田:その時点において、すでに? 朝日新聞:3月末までの、【協力 01:07:26】の依頼をされていたわけですよね。 蘆田:3月末までというか、3月末を目安としながらも。 朝日新聞:だから、御社として、その時期までの間で、引っ越し業者の確保とか、代替の建物の確保っていうのは、十分されていたんですか。されていなかったんじゃないんですか。 蘆田:実際問題としましては、社内でそれを共通認識したのが2月7日以降ってことになりますので。 朝日新聞:いやいや、だから、そこは3月末までの退去をお願いするわけですよね。その際に、引っ越しの業者の確保や建物の確保はされていたんですか。それ現状、ないんじゃないんですか。いわば、多くの方が引っ越しできてないっていう状態が本当なんじゃないんですか。 蘆田:現状として把握できてる、先ほど来、お客さまで、すでに確定している、予定が立っているお客さま、申し上げたとおりでございますし。 朝日新聞:現状、残りの方が全員、今すぐ引っ越したいと言ったときに、御社として、じゃあ引っ越し業者や建物は確保できるんですか。 蘆田:お客さまのご都合を最優先にして、当社としては対応するだけです。 朝日新聞:だから確保できるんですか。 蘆田:とにかく、繰り返しになりますけれども、確保すべく、最大限努力をするってことでございます。 朝日新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:一番前の方。