固定電話はもう不要? 固定電話を解約するとどのような問題が起きるのか
「あれ、よく考えると今年に入って固定電話って、何回かしか使っていないな」という方もいるのでは。スマホがシニア層にも普及したいま、契約しっぱなしの固定電話の解約を検討している人も少なくないのではないでしょうか。 【画像でわかる】iPhoneに不明な番号着信があっても名前を表示させる方法 とはいえ実際に解約したときに困ったことがあったら嫌ですよね。この記事では、固定電話を解約した場合の節約額と、解約によって生じる不便な点について詳しくご紹介します。
固定電話を解約すると年間でどの程度のお金が浮くのか
まずは固定電話を解約すると年間でどのくらいのお金が浮くのか、アナログ回線の場合とソフトバンクが提供する「おうちのでんわ」の場合で見てみましょう。固定電話と言えばNTTというイメージが強いですが、固定電話にも新しいサービスが登場しており「どのサービスを使っているのか」で節約効果は違います。 ■アナログ回線の固定電話の場合 NTT東日本・西日本の加入電話(住宅用)の場合、月額基本料金は約1,760円~。これを年間で計算すると、21,120円もの金額になります。なおあくまで基本料金のみなので、通話料が上乗せされます。また1電話番号ごとに「ユニバーサルサービス料」「電話リレーサービス料」が請求されます。実際の固定電話の請求額はもっと高くなることが多いでしょう。 スマホを所有しており、なおかつ固定電話でも月額+通話料などを支払っている場合「電話代」だけでも月に5,000円以上1万円弱の水準の請求があるかもしれません。 ■「おうちのでんわ」の場合 固定電話を、ソフトバンクの「おうちのでんわ」のような割安のサービスに乗り換えている場合、月額料金はもう少し安くなります。とはいえ、やはり解約によって一定の節約効果が期待できます。
なおソフトバンクの「おうちのでんわ」とは、自宅の固定電話から既存の電話線を抜いた上で専用の「でんわユニット」と接続して使う新たな固定電話サービス。使用中の電話機も電話番号もそのまま使いつつ、月額料金をNTTよりも引き下げられるのが強みです。 「おうちのでんわ」の月額基本料金は1,078円(ソフトバンクユーザーの場合は550円)。年間で計算すると12,936円の節約となります。アナログ回線の固定電話ほどではありませんが、それでも無視できない金額でしょう。