固定電話はもう不要? 固定電話を解約するとどのような問題が起きるのか
固定電話を解約すると困ることはある?
固定電話を解約した場合の節約効果は、先にもご紹介した通り、一定程度見込めます。とはいえ固定電話を解約して困ることは本当にひとつもないのでしょうか? 固定電話を解約すると困ることの例をいくつかご紹介します。 ■FAXの利用が不便になるかも 固定電話回線を利用してFAXを送受信している場合、固定電話を解約するとFAXが使えなくなります。ビジネスでFAXを頻繁に利用している人にとっては、固定電話の解約は不便になる可能性があるでしょう。しかし、現在はインターネットFAXサービスもあり、固定電話がなくてもFAXの送受信が可能。
また、たまにFAXをする程度の場合はコンビニを利用するという手もあります。たとえばセブン-イレブンのマルチコピー機ではFAX機能も提供されています。 ■固定電話で登録している保険やサービスの連絡先変更の手間 固定電話番号を様々なサービスや役所、保険などの連絡先として登録している場合、解約後にそれらすべての連絡先を変更する必要があります。役所や保険会社から電話がかかってきても、すべてが繋がらない状況となるリスクがあるためです。 とはいえ長年使用してきた固定電話番号の場合、どこに登録しているかを把握するだけでも一苦労になるでしょう。「どこに電話番号を登録したのか覚えていない」ならば、たとえば先にもご紹介した「おうちのでんわ」のように固定電話料金を引き下げられるサービスへと、NTTから乗り換えるのも一案です。 ■ハローページ(※2021年廃止済み)を利用した連絡が取りづらくなる 2021年に廃止された「50音別電話帳(ハローページ)」ですが、いまでも過去に発行されたハローページを電話帳代わりにしている人は少なからずいます。事実としてウェブ上には、過去のハローページに掲載されていた氏名や電話番号をデータベース化し、検索可能にしているサービスも存在しています。 そしてハローページに掲載されている電話番号は、基本的に固定電話の番号です。つまりハローページに掲載されている電話番号が、固定電話解約によって繋がらなくなる可能性が高いです。 過去、ハローページに電話番号を掲載していた理由が「自分に用がある方が、自分の連絡先を簡単に調べられるようにしたい」というものだった場合、若干不便になるかもしれません。相手からしたら連絡先を調べづらくなるでしょう。
固定電話を解約するには?
固定電話の解約手続きは、契約している通信事業者によって若干異なります。たとえば、NTTの固定電話を解約する場合、NTT東日本またはNTT西日本の公式ウェブサイトから手続きを行うことができます。 サイトの手続きに従って手続きを勧め、契約者情報などを入力します。解約の予約受付が完了すると「予約完了メール」が、実際の解約手続きが完了すると「手続き完了メール」が届きます。なお、解約には本人確認書類の提出が必要となる場合があります。
オトナライフ