パソコンにはSSDさえあれば「HDD」はもう不要? 新たな選択肢「NAS」のススメ
かつては大容量データの保存先としてHDDが主流でしたが、近年はすでに「SSD」が主流。パソコンにはSSDさえあれば「HDD」があれば十分という考え方も、極論とは言えなくなりつつあります。 【画像でわかる】超軽量ノートパソコン「dynabook」に乗り換えたらメチャよかったワケ では本当に「HDD」は役目を終えたのでしょうか?実は安価に大容量データを保存する手段としてはHDDはまだ健在であり、HDDの特性を生かしたいわば自分専用クラウド「NAS」を構築することも可能に。SSD時代でもまだ役に立つ「HDD」の使い方や「NAS」について解説します。
自作PCやゲーミングPCに「HDD」はもう不要?
自作PCやゲーミングPCを構成する際、ストレージの選択肢として「SSD」と「HDD」があります。SSDは高速なデータアクセスが可能で、OSやゲームのインストール先として優れています。一方、HDDは容量あたりの価格が安いものの、アクセス速度が遅く、動作音も大きいという欠点があります。 ■OSやゲームのインストール先としては「SSD」の方が極めて高速 OSやゲームをインストールする際、SSDを選ぶことでシステムの起動やアプリケーションの読み込みが高速になります。これは、SSDがHDDと比べてランダムアクセス性能が優れているため。特にゲームでは、ロード時間の短縮により、ストレスなくプレイできるようになります。また、SSDは静音性にも優れているため、PCの動作音を抑えることができます。 ■HDDの「音の大きさ」問題 HDDは動作時に一定の音が発生しがちです。特に、データの読み書きが頻繁に行われる場合や、ディスクが高速回転している際には、かなりの騒音を生み出すことも。静かな環境で作業する際には気になってしまうでしょう。一方、SSDには可動部分がないため、完全に無音で動作します。 ■PCケースのスリム化が進んでいる 近年、PCケースのスリム化が進んでいますが、コンパクトなPCケースでは、大型のHDDを搭載するスペースを確保するのが難しくなっています。一方、SSDは小型で薄型のため、限られたスペースにも搭載しやすいというメリットがあります。