京都みやげから、肌ケアブランドとして認知度向上を目指す「よーじや」の挑戦
ー男女ともにターゲットにされているスキンケア商品は珍しいなと感じました。性別問わず使えるアイテムにするために、こだわった点はありますか? 中江: 「性別関係なくお使いいただけるようなシンプルなパッケージにしています。また、男性は女性と比べて皮脂の量が多い傾向があるので、そういった方にも選んでいただきやすいように皮脂や角質のケアに着目したアイテムも作りました。 同じカテゴリのものでも使用感の異なるアイテムを用意しているので、好きなものを組み合わせてご使用いただけます。男性の方も、手に取ってみていただけるとうれしいです」
ー肌ケアアイテムの中で、特に人気のシリーズや商品があれば、教えてください。 中江: 「『まゆごもり』のシャンプーとコンディショナーは、特にリピーターさんが多い商品なんです。これらにはシルクの天然保湿成分を配合しており、洗い上がりは潤いのベールで包まれたようなしっとり感があります。 品質の良さで選んでいただいていると実感しているアイテムでもあるので、ぜひ一度お試しください」 ー御社が展開しているアイテムで、お客様に知っていただきたい商品などはありますか? 中江「日差しが強くなるこれからの季節ですと、先日発売した『UVプロテクト ブライトニングベース』がおすすめです。この商品は、肌をトーンアップしつつ日焼け止め効果もしっかりあるので、化粧下地としても使える商品になっています。
また、夏限定で販売しているラムネの香りの『ひんやりボディジェル』も人気の商品です。よーじやといえばあぶらとり紙のイメージが強いかもしれませんが、それ以外にもいろいろと商品を展開しているので、まずはどのような商品があるのかを知っていただければいいなと思っています」
お客様にとって「なくてはならない企業」を目指して
ー2003年には「よーじやカフェ」、2022年には「十割蕎麦専門店 10そば」も運営を開始。飲食事業を始めたのも、「脱観光依存」の一環なのでしょうか。 國枝: 「カフェを始めた当時は、観光事業としての考えが強くあったと思いますが、新しく始めた『10そば』は、近くにお住まいの方々に支持されるブランドを目指してオープンしました。 観光客向けの雰囲気が出てしまうと、地元の人はなかなか行きません。『よーじや』というと、どうしても観光を思い浮かべてしまうと思うので、あえてお店の名前には入れませんでした」 ー今後、よーじやグループとして挑戦したいことがあれば教えてください。 國枝: 「まずは、肌ケアブランドとしての認知度の向上と、周辺にお住まいの方に支えてもらえるお店作りを優先的に行っていくつもりです。 ただ、可能性のあることならば、すべてにチャレンジしていきたいと考えています。投資するにも優先順位があるのですぐにとはいきませんが、よーじやとしての方針とズレなければ、積極的に新しいことにも取り組みたいなと。 今後、どこでどういった出会いがあるのか分からないので、すてきなご縁があれば前向きにチャレンジしていきます」