名古屋城天守木造復元「早く造って名古屋の宝に」名古屋・河村市長会見8月22日(全文2)
名商・山本会頭の退任会見での発言への受け止めを
中日新聞:中日の【キクヤ 00:37:08】です。先週の8月18日に名商の山本会頭が退任会見する際、名古屋城の天守閣の木造建築について言及されました。やはり日本一の城ということを強調されて、今、観光客が入れないっていうのは、長らく入れないっていうのは異常事態であると。で、河村市長に注文ということで、文化庁との協議の現状とか、あらためてきちんと説明することが必要ではないかということを求められましたので、市長の受け止めをお願いします。 河村:私もあの記事読ませていただきまして、うれしさ8割ぐらいだったんですけど、実際はですね。名商さんにも中経連さんにも、もうかねがね、何年も前から、特に名商さんには、名古屋城、木造化がなると、やっぱりそれは値打ちが違いますんで。私からすると50年、100年たったら国宝をもう1回申請しようかぐらいのことですので、それは観光客も、観光客ばっかだし、名古屋の人もよう行かれると思いますよ。そういうことで商売のためには必ずプラスになると。こういう状況下の中でね。 何遍も言いますが、商売をキープして、やっぱり雇用を守っていくというのが自由主義・資本主義社会で最も基本的に重要なことだで、名商さん、中経連さん共に、もうそろそろ、もうこれ予算も通っとるんだし、だで、大いに早く造ってくれいうふうに言ってくださいよということは言っとったんです、かねがねね。で、それをようやく言っていただいたかという、このタイミングで、ということでは、それは感謝、appreciated very muchという、大変感謝しとるということでございますが。
文化庁との協議は順調に進んでいるのか
私の不徳のいたすところかどうか知りませんけど、これは、ちょうど担当者がおりますけど、ここに。僕も一遍、前会長のときですけど、一遍、名商へ行って説明に伺ったことありますし、きちっとですね。僕なりに精いっぱい市民の皆さんには分かりやすく説明しとるところでございますけど、まだ、いまひとつ丁寧さが足らんかったかなということで、あれを受けまして。ちょうど区長会がありましたもんで、全区長に、区政協力委員さんの皆さんがみえますんで、そこにやっぱり説明するようにと。で、名古屋城の所長にも、そのための資料でも持っていくようにと、回ってね。全員ですけど、市民全員だけど、取りあえず区政協力委員さんという役割の方みえますんで、というふうに言ったところで、それが始まっていくということでございますが。 まあまあ、そういうことですが、ぜひ、どっちかいうと早く、早期に木造を造ってくれと。名古屋の、商売を盛り上げるため言うとちょっとなかなか、話が小さなりますけど、1000年大事にすれば本当に宝になりますから、これですね。そちらのほうを名商の山本さんには、初めてだと思います、これ、言っていただいたのは。だで極めてありがたいお話だったと。商売やっとる人からすると、このコロナもあるし大変なんですよ、本当に。うちの隣の中華料理屋もやめてまったがね、本当に。もう何十年も親しんどったんだけど。そういう状況ですから、ありがたいお話をいただいたと。それを受けて丁寧に説明もしますし、早く木造を造って名古屋の世界に誇る宝にしましょうという感じですけども。 中日新聞:ありがとうございます。今のところ、文化庁との協議というのは順調に進んでるという理解でよろしいんでしょうかね。ちょっと長引いてますけど。 河村:はい。僕はいろいろ、ちょこちょこ聞きますんで、専門委員の方にも。順調に進んでおるというふうな認識で。ええんだな、これ。ええ。この人が言ってはいけませんけど。副市長。 松雄:今年度中に絶対にまとめ上げますから。それは文化庁もよく分かってますので。そういうことです。 河村:今年度だね。 松雄:今年度までに。 河村:3月までと。 松雄:はい。 河村:まとめると。はい。 中日新聞:ありがとございました。 河村:ありがとうございました。