学校でのマスク着用ルール緩和「私は賛成」 名古屋・河村市長が定例会見
学校でのマスク着用ルール緩和「私は賛成」 名古屋・河村市長が定例会見
名古屋市の河村たかし市長は22日、市役所で定例記者会見に臨んだ。市内の学校などに通う子どもたちのマスク着用について、ルールの緩和を求める要望が出ていることに対して「私はどっちかいうと賛成の方。いっぺん教育委員会とよう相談します」と話した。 【動画】名古屋・河村市長が定例会見 学校でのマスク着用ルール緩和「私は賛成」(2022年8月22日)
市内の子どもや保護者らから緩和求める要望書
マスク着用ルールの緩和については、市内の幼稚園児や小中学生とその保護者らが、18日に市教育委員会に要望書を提出した。マスクが体質的に合わない子どもたちがいることから、教室でのマスク着用や「黙食」の指導をなくすことを求めているという。 河村市長は「いろんな意見がありますけど、自己免疫でコロナと戦うのが一番重要。僕は(マスクをなくして)子どもの元気を回復する方向に進めたい」などと述べた。 市内の新型コロナの新規患者数は、この1週間で3万3805人と過去最多を更新。そのうち10歳未満が3361人、10歳代が3533人と、それぞれ約1割を占めている。
名古屋城めぐる名商会長の苦言、逆に「感謝したい」
名古屋商工会議所の山本亜土会頭が自身の退任方針を示した18日の記者会見で、名古屋城について「あれだけのお城が何も使えないのは異常事態だ」などと木造天守復元事業の遅れに苦言を呈したことに対しては、「嬉しさが8割ぐらいある」との受け止めを示した。 河村市長によれば、名商や中経連などの経済団体に名古屋城の早期復元への支持を表明するよう要望していたが、なかなか叶わなかった。「それをようやくこのタイミングで言っていただいたということで、(山本会頭に)感謝したい」と述べた。 ただし、山本会頭は「市長が断片的に説明することが、簡単に言うと眉唾もんだ」などと、事業の見通しについての説明不足を批判したとされる。これに対しても、河村市長は「それを受けて丁寧に説明していきたい」と前向きな捉え方を示した。 (関口威人/nameken)