小池都知事が定例会見1月28日(全文2完)「宣言」発出の考え方を明示するよう国に要望
今の財政状況の認識を教えて
東京新聞:ありがとうございます。よろしくお願いします。新年度予算の財政状況の認識についてお聞きしたいんですけれども、税収増で、新年度は過去最大規模の会計ですが、今後のコロナ対策の費用であったり、中長期的な防災とか社会保障の負担も増すと思うんですけど、都の今の財政状況の認識について教えてください。 小池:はい。今回、先ほどもご報告しましたように、足元の税収が回復してきているということと、一方でコロナの影響は大きいものがあります。そしてまた、今、原材料価格が課税の問題も相まって、非常にガソリンなどその例でありますけれども、食品もそうですね。大変、これの値上げが相次いでいることがあります。また、北朝鮮は毎日のようにミサイルを打っていることなども、危機管理そのものの問題になってきますけれど、ウクライナ情勢等もある。こういった先行き、世界の先行き、そしてまた産業、さらには日本経済そのものの先行きというのは、さまざまな要素があって、楽観はできないということだと思います。そういった中で、今回発表させていただいた予算案ですけれども、財政調整基金という、この基金というものがありますけれども、今回、4000億円弱確保いたしておりまして、特定の目的基金も合わせますと、当面の財政需要への対応は可能だというふうに考えております。 また、今回、予算編成に当たって、政策評価と事業評価、これまでそれぞれやっていましたけど、一体的に実施をすることで、施策の新陳代謝を図る。また、それによって財源を確保しながら、新規事業を立ち上げたということであります。今後もこうした工夫をしながら、持続、それこそサステナブル、持続可能な財政運営を進めていくという考え方であります。よろしいでしょうか。はい。 では、手があがってる、TBS、中村さん。
接種ペースが1、2回目より鈍化。都民に呼び掛けがあれば
TBSテレビ:お世話になっております。TBS、中村です。聞こえますでしょうか。 小池:はい。大丈夫です。 TBSテレビ:よろしくお願いいたします。ワクチンの3回目接種についてなんですが、接種ペースが1、2回目と比べ、鈍化していますが、それについての受け止めと、ファイザー製のワクチンに予約が集中している自治体が多いですが、都民に呼び掛けなどありましたらお願いします。 小池:都庁の展望室も活用しまして、26日から、都庁でもワクチン接種を始めたところであります。また、きのうも東商と都医師会と都庁と連携しまして、ワクチンの、特に中小企業の皆さんへの接種の会場を確保しまして、進めていきましょうということで、前回の、2回目のワクチン接種は、一時期、東京都内で最大22万件と聞いておりますけれども、接種を行った実績もございます。今、世界に比べまして、こちらも今日の段階で2%台なんでしょうか。3回目のワクチン接種ということについては、それこそ爆速で進めていきたいと考えておりますし、2月中に高齢者の接種っていうのは、都内で行われるということを各自治体のほうからも聞いております。 それから、ファイザー製に集中している、うんぬんのことでございますけれども、追加接種のためのワクチンの接種についての、接種券について、順次それぞれ届いているかと思いますが、お1人お1人のご判断に資するように、国に対しては、追加接種の効果や副反応に関する分かりやすい広報について、国として、また、都として行っていきたいと、さまざま工夫を凝らしながら発信をしていきたいと考えております。 TBSテレビ:あ、ありがとうございます。 小池:じゃあ、テレ東さん。