【バレー】男子日本代表 アメリカに敗れるも予選を通過し準々決勝進出が確定
パリオリンピック2024のバレーボール競技は7日目。男子日本代表(FIVBランキング3位)は現地8月2日(金)にアメリカ(同6位)と対戦し、1-3で敗れたが予選総合順位で8位以内が確定し準々決勝進出を決めた。 【写真】アメリカ戦の動画 7月27日(土)の予選ラウンド第1戦でドイツに敗れた日本は、第2戦のアルゼンチン戦に3-1で勝利し、今大会初勝利を飾った。迎えた予選最終戦となるアメリカ戦で、日本は勝利するか、負けても1セット以上を取れば予選通過が確定する状況だった。 第1セット、日本は西田のスパイクで1点目を奪う。1-3の場面で試合会場の照明が消えて、試合が中断するアクシデントが発生したが、3分ほどで再び点灯し、試合は再開。エイブリルのクイックやラッセルのスパイクなどで3-7とリードされた日本は、髙橋藍のスパイクなどで反撃するが、エイブリル、デファルコのブロックやラッセルの連続得点などで突き放されてセットを奪われた。 第2セット、日本は小野寺に代えて髙橋(健)をコートに送る。エイブリルの3連続ブロックなどで0-5と先行されるが、石川主将のスパイク、髙橋(健)のブロックなどで追い上げ8-10、しかしデファルコ、エイブリルのスパイクなどで再び9-14とリードされる。日本は山本の好レシーブから石川主将、西田の得点につなげて食らいついたものの、ホルト、エイブリルなどミドルブロッカーの攻撃を抑えることがきず、セットを落とした。 第3セット、石川主将を下げて大塚がスタートから起用される。序盤、サイドアウトの取り合いから7-6の場面で山内のブロック、髙橋(藍)のアタックで連続得点をあげリードすることに成功。さらに髙橋(藍)のサービスエース、パイプ攻撃、髙橋(健)のブロックなどで16-9と点差を広げると、最後は山内がサービスエースを決めてセットを奪った。 第4セット、日本は山内のブロックで先行するが、アメリカもアンダーソンのバックアタックですぐに追いつく。7-8からエイブリルのブロック、ラッセルの得点でアメリカにリードされるが、日本は大塚、髙橋(藍)のスパイク、西田のバックアタックなどで15-15の同点に追いつく。しかしデファルコ、エイブリルのスパイクなどで突き放されると、最後はラッセルのスパイクで25点目を奪われて敗れた、 日本は試合に敗れたものの、アメリカからセットを奪ったことにより、予選総合順位で8位以内が確定。準々決勝に進出し、東京2020オリンピックに続いてベスト8入りを決めた。 ■パリオリンピック2024男子 予選ラウンドC組 日本 1-3 アメリカ (16-25,18-25,25-18,19-25) ■日本の第1セットスターティングメンバー 山内、西田、髙橋藍、小野寺、関田、石川、リベロ山本 ■日本のトップスコアラー(上位3人) 西田 18得点(アタック17得点、ブロック1得点) 髙橋藍 9得点(アタック9得点) 山内 7得点(アタック3得点、ブロック3得点、サーブ1得点) ■日本の次戦(準々決勝) 8月5日(月)対戦相手、試合日時ともに未定 ※記事内のFIVBランキングは日本の試合前のもの
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