ジョコビッチ騒動余波…豪ニュース番組キャスターの「放送禁止用語連呼ジョコ批判」“オフレコ映像”流出で大騒ぎもネット民は支持
アモール氏は、「かわいそうなチェコの少女は家に帰された。追いつめられてね」と、ジョコビッチと同じくワクチン接種免除の許可を大会主催者から得て豪州入りしようとしたが、国境警備隊に入国を拒否され、結果的に国外退去となったチェコの女子テニス選手であるレナータ・ボラチョーバとの“違い”を口にした。 この放送禁止用語が連呼されたジョコビッチ批判オンパレードの過激な映像がネット上に流出すると、またたくまに世界中に拡散したが、意外にも、SNS上は、2人を批判するのではなく逆に支持する声であふれるという珍現象が起きた。 英BBCは、このニュースキャスターのオフレコ映像の流出問題を報じた上で「衝撃的なコメントにショックがあったが、多くのSNS上のユーザーは2人のニュースリーダーを支持している」として、ツイッター上のコメントを紹介した。 「私たちが考えていることを話してくれてありがとう」 また豪州のテレビ作家コリン・ビッケリーは「マイク・アモールやレベッカ・マダーンの評判を傷つける動きは見えない」とツイートしたという。 激しい批判の声が、ジョコビッチと裁判所の決定に従い入国を許可しそうな豪州政府に向けられているという。 前述したようにジョコビッチは、自らにかけられている疑惑を晴らそうと緊急声明を発表。釈明と「判断ミス」「人為的ミス」と謝罪もしたが、事態は沈静化するどころか、逆に火に油を注ぐ状況となっている。再度、入国ビザを取り消す権限を持っている豪州の移民大臣が、今日にも最終結論を出すと見られているが果たして…。ちなみにHSV局は、明らかに内部のリークである今回の映像流出に関しての“犯人捜し”の調査を進めているという。