【6気筒対決】BMWとマセラティとポルシェが異なる6気筒で王座を争う!BMW M4対ポルシェ ケイマン対マセラティグラントゥーリズモの勝者は?
装備面では、19/20インチ鍛造ホイールと多くのパフォーマンスベル&ホイッスルを備えた「Mレーストラックパッケージ」がオプションで用意されており、追加料金は16,450ユーロ(約280万円)。また、耐久性の高いセラミックブレーキシステム、優れたカーボンファイバー製バケットシートも含まれている。どのポジションでも横方向のサポートは抜群だが、背の高いドライバーは背もたれ下部のシート表皮のサポートがもう少し欲しいだろう。高速道路を2時間も走ると、腰椎のつっぱりが目立つ。サーキット走行では、ヘルメット着用時にヘッドパッドを取り外して自由に動くことができる。
インフィールドからトライオーバルへ、そしてまたトライオーバルへと、バンピーなトランジションが繰り返されるここラウジッツリンクサーキットでは、パフォーマンスコンポーネントがポジティブなインパクトを与える。ブレーキは絶妙なコントロールで食い込み、温度が上昇し、スピードが上がれば上がるほど、さらに良くなる。ワイドなコースとフロントエンドに大きく配置されたストラットは、フィードバックの面でも役立っている。「M4」はコーナー進入時のねじれやバンプをビンディングで伝える。ただし、ステアリング自体はスポーツモードでも軽すぎるが、伝えようとする意欲は十分だ。
南国気質:マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ
マセラティに飛び込んですぐに、2つの世界を行き来しているような気分になろう。新型「グラントゥーリズモ」で、マセラティは未来に背を向けることなく、伝統的な美徳に焦点を当てているからだ。電気自動車の「フォルゴーレ」がエレクトロモビリティのドアに足を踏み入れている一方で、「トロフェオ」はファンや顧客が望むもの、つまり膝をつくサウンドスケープを備えたエモーショナルなツアラーを象徴している。 後者は、ガソリン微粒子フィルターなどの制限のない先代ほど騒々しくはなくなったが、マセラティについてはそれほど悲しくはない。何しろ、過去のモデルは信じられないほどうるさかったのだから、新型はチューニングされて素晴らしいサウンドになった。ネットゥーノV6は、古いV8とはまったく異なるサウンドスケープを持っている。スーパースポーツカー「MC20」から直接受け継いだものだが、ドライサンプ潤滑などモータースポーツのディテールを排除しているが、「トロフェオ」はレーストラックを離れ、楽しいカントリーロードに重点を置いているため、これを必要としない。
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