「体調不良で飛行機に乗れない」キャンセル料払わないとダメ?→ANAに確認すると、払い戻し手数料なしの方法があった
年末年始の帰省や旅行に向けて、航空チケットを既に予約されてる人も多いのではないでしょうか? 【写真】体調不良の際の、エアチケット払い戻し方法(ANA公式サイトより) そんな中、マイコプラズマやインフルエンザも流行中とあり、SNSでは急な体調不良時に対する不安の声が、特に小さなお子さん連れの家族から見受けられます。 「子どもがマイコプラズマ肺炎の診断を受けて、長引いたらどうしよう...」 「もう、お盆や年末年始って感染症の流行る季節だからヒヤヒヤするのだけど、事前に航空券を予約しないと取れないのよね」 「もしも子どもが熱を出したら……と思うと、飛行機はキャンセル料かかるし、恐ろしい!」
体調不良なら、ドタキャンでも払い戻しは可能!?
先日ネット上で、以下の投稿が注目されました。 「衝撃の事実を知ってしまった…! 予約していた航空券、子どもが熱を出して旅行に行けなくなったら、泣く泣くキャンセル料を払うしかないと思ってた。医師の診断書があればキャンセル料なしで払い戻せるんだってー!!」 なんと、診断書があれば航空券の払い戻しが可能ということなのです! これまで、子どもが体調を崩すなど、飛行機に搭乗する予定がキャンセルになった人たちから、「泣き寝入りした」とか、「キャンセル保険に加入しておけばよかった...」など嘆きの投稿がSNSで散見されましたが、実は診断書さえあれば、当人はもちろん一緒に出かける予定だった同行者の分まで払い戻しが可能とのこと。
真相をANAの広報室にお尋ねしました
「医師の診断書があればキャンセル料なしで払い戻せる」ということについて、ANA(全日本空輸株式会社)の広報室にお伺いしたところ、「国内線も国際線も同様のご対応となります。詳しい内容、申請方法などをウェブサイトにも掲載しております」との回答。 公式サイトには、Q&A形式で以下のように記載されておりました。 【国内線】体調不良(病気やけが)のため、予定の便へ乗れません。どうしたらいいですか。 お客様ご本人または同行者が病気などの理由で旅行不可能な場合、次のいずれかの特別対応をいたします。 ・ 予約便出発予定日から30日間以内の便への変更を承ります。 ・ 払戻手数料・取消手数料を適用せず、全額払い戻しいたします。 病気などの理由で変更・払い戻しをする場合は、医師(医療機関)が発行した診断書または証明書の提出が必要です。 ※診断書または証明書以外の書類(治療費の明細書や検査結果報告書等)では、ご対応いたしかねますのでご注意ください。 ※書面には、当初の旅程での搭乗ができない状況であることの明記が必要です。 お手続きは、ANA電話窓口またはANA国内線空港カウンターにて承ります。お客様にて予約の変更・取り消しはせず、当該便の出発前までに上記窓口へご相談ください。なお、パッケージツアー・団体旅行をご利用の場合は取り扱いが異なりますので、ご購入いただいた旅行会社にお問い合わせください。 (ANA公式サイト「変更/解約・払い戻し(国内線)」から引用) このように万が一、体調不良(病気やけが)となってしまった場合は、診断書を用意すると払い戻しが可能とのことです。ただし、書類が正しくない場合や、指定窓口を通さずに自身で予約変更&取り消しをしてしまった場合は、払い戻しができないので注意が必要です。 ただSNSへは、体調不良によるキャンセル手続きをしようとした人から「ANA航空券払い戻しの電話は繋がらない(涙)。システム改善を!」という、手続き中にやきもきしたという体験談も見られましたので、飛行機利用が混雑するシーズンは時間がかかることを見越して動くのがよさそうです。 旅行を楽しむためにも、飛行機のキャンセル方法について事前にチェックしておき、不安要素をひとつでも減らしておきたいものですね。 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・かわた まい)
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